2019/12/07
GKの進学塾 システム管理者
情報系(IT系)に関する学部や仕事って?
こんにちは!
鵜沼校の理系講師、吉田慎吾です!
最近、何かと話題となり、生徒の進路としても人気の学部である情報系に関して書いていきたいと思います。
私自身が名古屋大学、大学院出身で現在の情報学部(当時は工学部電気電子情報工学科でした)に在籍しておりましたので、そこでの経験も踏まえて書いていきます。
まず、情報系(IT系)と呼ばれる学部には、大きく分けて2種類あると思ってください。
それは、理系よりの情報学部と文系よりの情報学部です。
情報学部と聞くと、工学部といった理系の学部をイメージする人が多いと思いますが、文系よりの学部があるということも知っておいてください。
何をするかというと、
理系よりの情報学部では、プログラムがより早く動作するように効率の良い計算方法を探したり、新しい通信技術を開発したり、といった、まさに理系の知識を利用して、より優秀なIT技術をつくることが目的となります。
それに対し、文系よりの情報学部は、サイトのデザインで購買意欲が上がるのはどちらかを考えたり、SNSといったサービスをどのように利用することで社会に好影響を及ぼせるのかなど、IT技術を用いて人や社会のあり方を考えるのが目的です。
入試に関しても大きく異なります。
理系よりの情報学部では、もちろん、数Ⅲや、物理などの理系科目が使用されますが、文系よりの情報学部では、数ⅡBまでの数学で良く、文系の子で受験できる場合がほとんどです。
そのため、文系を選んでしまったからIT系に行けないというわけではありません!
就活に関しても、実は同様です。
IT系に進んだ子のほとんどが就く職業として、SE(システムエンジニア)という職種があります。
企業でIT系のお仕事をする場合が多いのですが、この職種の募集にはプログラミングが必須ではありません。
プログラミングが習得できていれば加点されることもあるかと思いますが、学校でちょっとやっただけという、学生レベルのプログラミングでは実社会で歯がたたないことが大半です。
むしろ、企業からすれば未経験でもOKなので多くの子に受けてほしいという声を、私はよく聞いてきました。
さらに、IT技術がそれなりにわかって営業ができる人を探している企業が少なくないのです!!
そして、特に、私がIT系で良かったと感じるのは、無駄にならないということです。
私はIT系の知識を得て、現在塾講師をしていますが、ちょっとしたプログラミングを使って日々の業務を簡単にできるようにしたり、ネットワークがつながらなかったりするとトラブルシューティングができたり、と専門職ではないですが、学んだことが活躍する場面が非常に多くあります。
たとえどんな職種であろうと、この時代にパソコンやスマートフォンを使わない業種はありませんから、無駄にならない、即戦力の技術を大学で学べると考えています。
そうしたことも踏まえて、今の時代で重要なIT技術について大学で学ぶのは良いのではないでしょうか?
興味がある人は、是非私に色々聞いてみてください!
裏話も含めて、こっそりお伝えしますよ(^_^)b