2018/11/26
宮本 晋佑
心理学的暗記術#
前回のブログで、エビングハウスの忘却曲線についてお書きしました。
では今日は、その続きをご紹介していきます。
前回、復習が大切です。というお話でした。
そしてさらに、ちょっと期間を空けて復習した方が、効率が良いですよ。と言いました。
その根拠についてです。
レミニセンス効果
覚えた直後よりも、少し時間が経ってからの方がより思い出しやすくなる
というものです。
実は、レミニセンス効果という名前ではなく、
レミニセンスが起こるものの種類によって、違う名前がついています。
1,ワード・ホブランド効果
意味を持たない内容の記憶(単語など)について起こるレミニセンス。
10分以内と言われている。
2,バラード・ウィリアムズ効果
意味を持った内容の記憶(話のあらすじなど)について起こるレミニセンス。
数日の間と言われている。
この2つをまとめて、レミニセンス効果というそうです。
(専門家ではないので、多少のニュアンスの違いがあったら申し訳ありません。)
これを勉強に置き換えます。
例えば50個の単語を覚えるのに、20回ずつ書くことにしましょう。
20回書くのに、1分使ったとして、50個なので50分です。
50個の単語を1つの単語につき12秒ほどで見るというのを1セットとするならば、
1セットにかかる時間は10分ですので、それを5周すると50分です。
同じ50分間の使い方ですが、心理学的に5周方が、効率が良いということになります。
繰り返しになりますが、
勉強において大切なことは、復習です。
その場でわかったとしても、しばらくすると忘れてしまうのです。
そして、覚えたつもりになっていることもたくさんあります。
「もう一回やってみよう」をクセにすることが大切ですね。