2022/01/30
山田 陽介
岐阜県公立高校入試 進路希望調査から動向を探る(●^o^●)
1月も終わりになり、いよいよ公立高校入試に向けての最終段階になりました。
本日は、岐阜市近郊の私立高校で入試が行われています。
来週中には合格発表もあり、それが終わると公立高校の出願へと進みます。
そんな中、毎年1月に中学校で進路希望調査が行われます。
岐阜県の公立高校入試では、出願後に変更機関が設けられているものの、
変更には保護者が動く必要があるため、できる限り動きたくないのが皆さんの意向のようです。
そうなると、この進路希望調査の結果をもとに
世の中の動向を考えて、出願をする必要があります。
近年、岐阜地区の高校では、圧倒的に普通科上位校への人気が高まっています。
理由は様々あると思いますが、岐阜地区に多くの大手塾が進出しているのも一因です。
自分の力をきちんと見極め、受験をすることが大事だと思われます。
私なりの見解を踏まえて、今年度の公立高校入試の予想を行いたいと思います。
まずは、岐阜6校といわれる普通科についてです。
岐阜高校 普通科(定員360名)516名 +156
岐阜北高校 普通科(定員360名)525名 +165
加納高校 普通科(定員280名)423名 +143
岐山高校 普通科(定員240名)156名 -84
岐山高校 理数科(定員80名)43名 -37
長良高校 普通科(定員360名)464名 +104
各務原西高校 普通科(定員280名)330名 +50
岐山高校を除いて、定員をオーバーしています。
岐阜、岐阜北、加納、長良に関しては100名以上の数です。
ここでのポイントは、
① 岐山高校へ、いつ、どれくらいの人数が移動するか
② 国立高専の合格者がどれくらい含まれているか
の2点です。
昨年度も、同様のケースとなっておりますが、
今年は、岐阜北高の志願者が昨年より100名多くなっております。
昨年は、岐阜→岐阜北、加納→長良、長良→岐山or動かないという流れとなり、
変更期間で、まだ大幅に定員割れをしていた岐山へ、加納、長良から動くという展開でした。
しかも、コロナによる入試日程の変更があったため、国立高専の結果から出願を取り下げることができず、
当日欠席という対応となり、岐山高校は結局定員割れをしていました。
今年は、2/18(金)が国立高専の発表となり、
2/21(月)には合格者の出願取消になると思いますので、正確な数が把握できると思います。
岐阜高校 普通科(定員360名)420名 +60
岐阜北高校 普通科(定員360名)430名 +70
加納高校 普通科(定員280名)350名 +70
岐山高校 普通科(定員240名)260名 +20
岐山高校 理数科(定員80名)70名 -10
長良高校 普通科(定員360名)430名 +70
各務原西高校 普通科(定員280名)330名 +50
くらいが予想ラインとなるのではないでしょうか。
それに合わせて、
羽島北高校 普通科(定員240名)228名 -12 ⇒ +20
本巣松陽高校 普通科(定員200名)158名 -42 ⇒ +0
各務原高校 普通科(定員240名)208名 -32 ⇒ +10
くらいに増えていくと思います。
職業科に関しては、県岐阜商の人気が高いです。
流通ビジネス科(定員160名)179名 +19
ビジネス情報科(定員80名)148名 +68
会計科 (定員80名)92名 +12
グローバルビジネス科(定員40名)56名 +16
全学科合計で、115名のオーバー数です。
しかも普通科と違い、志願者の動きは少ないのが通例です。
このままの出願者数となれば、大激戦になる可能性があります。
そのほか、
・岐阜農林高校 全学科
・岐阜各務野高校 情報科
・市立岐阜商業 ビジネス情報科
など、例年通り人気が高い学科も見られます。
ただ、昨年ほどの偏りは見られず、工業高校も含めバラけている印象です。
今年の入試は、岐阜6校+県岐阜商の動向がポイントになりそうです。