2020/10/15
吉田 一平
岐阜新聞テストで何が分かる?
先日、第二回岐阜新聞テストが実施されました。
2週間ほどで結果表が返却されると思いますが、その結果表を間違った見方で解釈してしまっている方も多くおられます。
岐阜新聞テストの結果表からは多くのことを読み解くことができますが、間違った見方をしてしまえば、必要のない不安を抱えてしまったり正しくない進路を歩んだりしてしまいます。
今回は岐阜新聞テスト結果表の見方を、ざっくりとポイントを絞って説明していきます!
①校内順位は関係ない
よく見がちな部分が「校内順位」です。
〇〇高校を受験する子の中で、自分は何位くらいなのかを見て一喜一憂する子が多いですが、実は、この順位は全く関係ありません。
定員内に入っていれば嬉しい、入っていなければ悲しい、と感情が動いてしまいそうですが、この数字は全く関係ありません。
なぜならば、「上から下りてくるから」です。
例えば上の図のように、各務原西高校の場合、長良や岐山などを受験しようとしていた子が各務原西高校に志望校を変える可能性もあります。
レベルが上の高校を志望していた子が受験をしてこれば、もちろん自分の順位は下がってしまいます。
ですので、自分の順位が定員内だからといって、安心してはいけません!
②地区順位を見る
では、どの数字を見れば良いのかというと、それは「地区順位」になります。
地区順位は自分のライバルとなる、中3全員の中で自分がどのくらいの位置にいるのかを示すものです。
例えば、自分が岐阜北高校を受験したいという場合、岐阜高校の定員である360名と岐阜北高校の定員である360名を足して、
合計720名以内に自分の順位があれば、岐阜高校を受験しようとしていた子がたとえ岐阜北高校に志望校を変えたとしても、大丈夫という話になります。
ですので、自分の志望校より上のレベルの高校の定員を全て足した数と自分の順位を比べることが大事になってきます。
③今年の岐阜新聞テストは信憑性はある?
今年はコロナの影響もあり、岐阜新聞テストは自宅受験ということになっています。
はっきり言って、テスト結果は例年よりも信憑性はないと思います。
テスト時間をしっかりと守って実施していない、途中で参考書を見た、2日かけて実施した、
などなど、全員が同じ条件で実施したとは言い難いからです。
しかし、全てのデータにおいてそうというわけではありません。
例えば、合計点数です。
自分がしっかりとルールに従って受験ができたというのであれば、自分の数字だけは確かなものです。
偏差値や順位などはどうしても他人と比べた数字であるため信憑性はないですが、
自分がどれだけの点数を出せたのかは自分だけの数字ですから、問題ありません。
信じるべき数字とそうでない数字をしっかり見極めましょうね!
GKでは、全員が一斉に塾内で模試形式で実施しております。
残り第3回・第4回と岐阜新聞テストはありますが、外部生に関しても受験していただけます。
受験前に模試形式に慣れておきたい、家とは違う雰囲気を味わいたい、という方はぜひご連絡くださいね(^-^)
GKの進学塾 高富校
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