2020/05/20
山田 陽介
やり場のない想い(●^o^●)
本日、今年度の夏の甲子園大会の中止が決定しました。
インターハイも中止となっているので、
多くの高校生が引退試合となる最後の大会が行われない事になります。
また、中学生も中止等の決定が出てきていると聞いています。
私も、小中高と野球に取り組んできました。
小中学校の時は、ひたすらに部活に取り組み、
高校生では、勉強との両立に苦しみながら、何度も辞めようと思いながら
仲間や監督に支えられ、最期まで続けられました。
高3の夏の大会では、決して満足いく結果にはなりませんでしたが、
それでも「負けた」ことを受け入れ、次へのステップへと進むことが出来ました。
今年の受験生は、「負ける」ことも出来ません。
今まで必死に取り組んできた部活動が、突然、新型コロナウイルスによって幕を閉じさせられた状況です。
このやり場のない想いを消化できずに、だらだらと過ごしてしまうのだけは絶対に避けないとなりません。
今日見たニュースでは、とある高校3年生の生徒が9月入学に変更を望むとありました。
私自身も、様々な問題はあるにせよ、一つの選択肢であることは間違いないと思います。
しかし、その理由として
「教育の格差がある」
というだけでは、違うと思います。
東日本大震災があった時、被災した生徒はおそらく勉強どころではなかったと思います。
小さなことを言えば、不幸にも交通事故に遭った生徒や、病に侵された生徒もいたと思います。
新型コロナウイルスで学校が休校となり、
オンライン授業を受けられる学校とそうでない学校で差があるのは事実ですが、
そもそも置かれた家庭環境や境遇も含めて、全員がみな平等である訳ではないと思います。
それよりも、
今できることは何か
今までに習った内容はどこまで理解できているのか
やれることは十分にあると思います。
GKの高校3年生には、4月からすでに個人カリキュラムを行っております。
各生徒の必要な受験科目において、今のうちに出来ること、前倒しで出来ることを個々に設定し
各家庭で取り組んでいます。
この新型コロナウイルスによって、さらに進化できるように我々も変化していきたいと思います。