2019/06/11
宮本 晋佑
「割合」がわからない大学生?#
最近読んだ本の話をします。
いま、「比と割合の問題」
を間違える大学生が目に見えて増えているそうです。
例えば、
税込の代金が定価の1.08倍(消費税分)になることが説明できない。
「2億円は50億円の何%か」が答えられない……など。
2012年度の全国学力テストの中学分野(中学3年)で、
「10%の食塩水を1000グラム作るのに必要な食塩と水の質量」
をそれぞれ求めさせる問題が出題されましたが、
「食塩100グラム」「水900グラム」
と正しく答えられたのは52%でした。
1983(昭和58)年に、
ほぼ同一の問題が出題されましたが、
このときの正解率は70%だったそうです。
この割合の問題は、小学生の5年生の学習内容です。
5年生のときにしっかり出来ていない、
理解せず、解法の暗記にとどまっていることが原因かと思います。
小学生のうちに出来てないことが、
大学生になってもわからないままになっているようです。
割合は、日常生活でも使う場面はたくさんあります。
それが計算できないことは、損をしやすくなるということです。
小学生の勉強とはいえ、甘く見てはいけません。
もしお子さんがわかっていないようでしたら、
理解できるまで、練習をしたほうが良いと思います。