2018/09/26
宮本 晋佑
高校生の成績#
ほとんどの学校の高校生の前期期末テストが終了しました。
今回のテストの結果によって、前期の成績が付けられます。
高校生の成績は、大学受験の一般入試において、必要ありません。
高校受験と違い、受験するときに学校の調査書を提出しなくてよいのです。
では、なんのために成績をとっておくのでしょうか。
それは、「推薦入試」に使うためです。
推薦入試は、秋ごろに受けることができる入試方法で、
この入試を受験する際には必ず成績を提出します。
学校によっては、受験資格として、「評定3.5以上の生徒」というように、
成績が3.5以下の生徒は受けることもできないこともあります。
推薦入試には、大きくわけて、2種類あります。
「公募制」と「指定校制」です。
公募制とは、各大学が求める出願条件と、高校の校長の推薦が得られれば、
誰でも受験することができます。
また、公募制の場合、他大学と併願できる場合が多く、
合格したとしても、他の大学を受験することができます。
指定校制は、各大学が指定した高校から、指定された人数だけ出願ができます。
例えば、早稲田大学から1名の指定校枠があったとすると、
その高校の生徒の中から1名受験できます。
そこに受験できる生徒は、その高校内で希望する生徒の中から選考を行い、
基本的には成績順で受験資格を得ることになります。
また、指定校制は専願なので、合格した場合、他大学を受験することはできません。
以上が推薦入試の大まかな内容になります。
高校の成績の大切さがわかりましたか?
もちろん、一般入試を実力で受験するから、成績なんて関係ない!
というのもありでしょう。
推薦入試は、志望校にチャレンジする回数が増えるので、
合格のチャンスを他の人よりも1回多くもらえるのです。
普段のGKでの授業は、大学入試に向けた勉強になりますが、
テストの2週間前からは、各学校のテスト対策にかわります。
定期テストで良い点を取りつつ、良い成績をとりつつ、
一般入試でも戦えるように、力を伸ばしていくことが一番良いですね。