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2020/08/06

大学入試について②推薦入試

前回は、大学入試の種類と時期について簡単に紹介させていただきましたので、今日は推薦入試についてより詳しくお伝えさせて頂きます。

 

①総合型選抜(旧AO入試)→主に6月~10月

もともとはAO入試という名前でしたが、今年から総合型選抜という名称に変わりました。AO入試は「Admissions Office(アドミッションズ・オフィス)」の略で、各学校・学部が定めるアドミッションポリシー(受け入れ方針)と生徒が合致しているかによる判断基準に基づいた大学入試になります。専門学校・私立大学に多く、学校の受け入れ像と本人の適正・将来像のマッチングが目的となるため、面接に重きを置かれます。国公立大でも実施しているところはありますが、共通テストの結果も含めて合否を決めるところも多く、国公立大の場合は冬ごろに実施する大学もあります。また、大学側のアドミッションポリシーをしっかり聞いたうえで受験してもうらうため、事前にオープンキャンパスに参加しているなどが出願資格になるところも多いので、総合型選抜を利用したい生徒は高校2年生のうちからの注意が必要です。また、アドミッションポリシーには一芸評価を含めた像も多く、スポーツ・芸術・芸能関係への意欲が高い人にもおすすめです。

 

②学校推薦型選抜(旧推薦入試)→主に10月~11月

推薦には「公募制」と「指定校」とあります。

指定校推薦は、各高校が持っている大学への推薦切符であり、この推薦を受けるとほぼ合格が確約されます。しかし各高校が持つ推薦枠は1つの大学・学部に1つ~3つ程度であり、校内での選考をクリアするのが大変です。この選考は、高1からの「内申」で決まっているため、内申の高い生徒から好きな指定校枠を獲得できます。内申は10段階評価を5段階評価になおした3年間の評定平均で算出されます。

9月ごろに各高校でその年の指定校枠が発表され、10月ごろに校内選考、11月ごろに受験&発表という流れになります。校内推薦を勝ち取れば、志望理由書と面接で合格が決まることが多いです。ほぼ100%合格できる入試であり、内申によっては実力では手の届かないような大学にも進学できることもあります。トップ層の高校では早稲田・慶応といった誰もが耳にしたことのある有名大学や、MARCH(明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大)、関西圏の有名大学の関関同立(関西大・関西学院大・同志社大・立命館大)は多くの高校が指定校枠をいくつか持っています。その分、高1からの内申の積み重ねが重要です。また、基本的に「単願」であり、合格したらそこに進学することが受験資格なため、滑り止めにはできません。

 

一方、「公募制」は各高校が定める基準(内申点)をクリアすれば、だれでも受験可能です。ただし、指定校推薦のように合格が確約された入試ではありません。また、高校によって出願できる大学数に決まりがあるため(ほとんどが1校or2校)、どの大学を推薦で受験するかは見極めが必要です。

時期は指定校推薦より若干遅く、10月に受け付け開始、11月頃に受験で12月中旬ごろに発表という大学がほとんどです。受験科目は、大学にもよりますが基本的に国語・数学ⅠA・英語、そして面接や小論文のうちのいくつかです。指定校推薦は私立大学のみなのに対し、公募制は私立大がほとんどですが、国公立大もあります。

気をつけなければいけないのは公募制推薦は「単願」と「併願」があるということです。例えば、東海圏でも人気の大学の一つである名城大学は、法学部・外国語学部・理工学部・農学部は併願なのに対し、経営学部・経済学部・人間学部・都市情報学部・薬学部は単願のみになります。単願は合格をしたらその大学に行かないといけません。そのため、先の名城大の例でいうなら、他大学の法学部が第1志望で、名城大学法学部を滑り止めとして推薦を受けることは可能ですが、他大学の薬学部が第1志望の人は名城大学の薬学部を滑り止めとして推薦を受けることはできないということになります。自分が推薦を受けようと思っている大学・学部が単願か併願かはしっかり下調べをしておく必要があります。

また、併願で滑り止めにする大学でも、約30万円の入学金は支払わないといけません。のちの一般受験で他の大学に合格し、入学金を収めた大学には進学しないとなっても、その入学金は返ってきませんのでご注意ください。

 

推薦入試のメリットは、やはり何といっても年を越す前に合格が一つあることによる安心感と共通テストのリスク回避です。共通テストに向けて一生懸命準備をしますが、どれだけ準備をしたとしてもテスト本番で全教科が今までのベストスコアになるということは相当ありません。私たちは、受験は目標としてしっかり上を見ながらも、常に最悪のケースも想定しながら備えをしていきます。ただし、前述したように、返納されない入学金などデメリットもあり、推薦入試を受けるか受けないかなどに関しては個人個人の状況に応じて異なります。大学受験はより一層一人ひとりの個別戦略が重要です。

困ったこと、不明なことなどは、是非お気軽に面談等でお尋ねください(●^o^●)一人ひとりにあう受験スタイルで、後悔のない受験をしてもらいたいと思っています。

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