2024/10/18
宮本 晋佑
【小学生】国語力の低下が危ない!?#
GKでは、国語力をつけるために、
読書を推奨しています。
今年で10周年ということで、
校舎に図書館として
たくさんの本を購入して、
子どもたちが自由に読めるようにしています。
国語力とは、たとえば漢字の書き取りをする力ではありません。
文部科学省は国語力を
「考える力」「感じる力」「創造する力」「表す力」としています。
ところがSNSの登場で、この4つの力を伸ばす機会が奪われつつあります。
SNSでは通常、「話し言葉」でやり取りします。
たとえばLINEの場合、その場で考えたことをパッと書いて、そのまま送信してしまいます。
つまり、いまの子どもたちは長い文章を書いて、
文章を取捨選択したり、何度も書き直したり、
という習慣が身に付いていないと考えられます。
日本の子どもたちの国語力の低下が
「不登校の児童生徒」にも関係しているのではないかと考えている専門家もいます。
文部科学省が行っている調査によると、
令和4年度の全国の不登校児童生徒数は約30万人となっており、
10年連続で増加しています。
不登校の理由としてもっとも多いのは、
「無気力・不安」で全体の約5割を占めています。
なにが不安なのか、
どうして気力がわかないのか、
本人にも良くわからず、
言葉にできない子どももいるのではないでしょうか。
「きっかけがなにかよく分からない」というのは、
もしかしたら「上手に説明できない」ということではないでしょうか。
自分がどうしてほしいのかを言語化できないのかもしれません。
読書はそれらを解決する最高のツールだと思います。
私としては特に、想像する力(イメージ力)
が大事であると考えています。
字を読んで、どんな場面なのか
頭の中で想像することが大事だと思っています。
そのためには、まずは本を読むことが面白いと思うことからスタートしないといけません。
漫画でもいいので、楽しみながら字を読むことを
小学生のうちからやっておくべきです!