2021/06/05
吉田 一平
1時間の保護者面談
6月に入り、保護者面談がスタートしました。
GKでは、年に3回全学年保護者面談を実施しています。
保護者の方と約1時間、1対1でお話できる時間はとても貴重で、それによって生徒への指導もより洗練されていきます。
保護者面談の中では、様々なお悩みに関する相談を受けます。
「子供の家での生活習慣がだらしない」
「周りの子と比べて、勉強時間が短い気がする」
「学校で友達や先生とうまくいっていない」
などなど、勉強に関することから生活に関することまで、深くお話をさせていただいております。
保護者様は子育てをする中で、様々な不安を抱えていらっしゃいますが、なぜ不安になるのでしょうか?
それは、「先が見えないから」だと思います。
自分の子供がこの先どうなっていくのか、このままではダメになってしまうのではないかなど、子供の将来に不安を抱いている方がほとんどです。
特に子供が長男・長女の場合は、経験したことがないことを経験することになるため、不安は募ることが多いと思います。
我々が保護者面談をしたり、生徒に指導をしたりする時に心掛けていることは、「点ではなく線で考える」ということです。
今の時期にどうだった、今回のテストがどうだったということももちろん大事ですが、大事なことはもっと先です。
1回のテストが良くても、高校受験で不合格になってしまえば意味がありません。
高校受験で合格になったとしても、高校でついていけなければ意味がありません。
高校でついていけたとしても、大学受験で不合格になってしまえば意味がありません。
大学受験で合格になったとしても、就職先がなければ意味がありません。
就職先が見つかったとしても、それが自分にとって価値を感じなければ意味がありません。
将来のことを詳細に予知することは誰にもできませんが、これまでの経験から予測することはできます。
多くのお子様を預かり、共に歩んできた経験を生かして、今いる目の前の生徒と接していくことで、単なる指導ではなく、先を見据えた指導を心掛けて参ります。