2020/09/21
宮本 晋佑
高卒と大卒の生涯賃金#
本日はタイトルにある通り、生涯賃金と言われる、
会社に就職してから60歳までで稼ぐ給料の累計の話です。
統計データでは、2016年の時点で、
入社した企業で定年まで勤め続ける「標準労働者」の場合、
学歴が高くなるにつれ生涯賃金も高くなっています。
【2016年の生涯賃金】
<男性>
高卒 2億5470万円(42年間)
大卒・大学院卒 2億8980万円(38年間)
(大卒のほうが3510万円多い)
<女性>
高卒 1億8590万円(42年間)
大卒・大学院卒 2億4110万円(38年間)
(大卒のほうが(5520万円多い)
高卒で働いたほうが、4年分多く働くわけですが、
それでも大卒のほうが生涯年収は高くなります。
大学生の場合は、学費を払わなければいけませんので、
マイナスからスタートすると考えることが出来ます。
しかし、大学の学費を考えても、
大学によるので多少誤差はありますが、
私立理系で約750万円
国立大学で約500万円
そこに、一人暮らしなどをする場合、
生活費を4年間で約450万円で考えて学費に足します。
多くとも学費+生活費で1200万円なので、
その分マイナスと考えても、大卒の方が生涯年収が高くなります。
もちろんこれは統計上であり、
高卒であっても大企業に就職すれば、大卒よりも生涯年収が高くなります。
男性の大学卒の場合
企業規模1000人以上 3億2340万円
企業規模100~999人 2億5340万円
企業規模10~99人 2億2220万円
男性の高卒の場合
企業規模1000人以上 2億8130万円
企業規模100~999人 2億3660万円
企業規模10~99人 2億680万円
ということで、高卒でも1000人以上の企業に就職した場合、
大卒の100~999人規模の企業よりも高くなるということもあるわけです。
上記は一例として企業規模で話をしていますが、
ベンチャー企業が急成長することももちろんあります。
さらに、直前の3月に大学を卒業した約56万人の中で、
「安定的な雇用に就いていない者」の割合は約10.3%もいます。
これは、アルバイトやフリーター、派遣社員も含まれています。
結局、どの大学にいくか、ということよりも、
どこに就職するのか、が重要になってくるということです。
最終学歴を気にするのではなく、キャリアプランを考えることです。
今は転職も当たり前の時代で、
同じ会社にずっといること自体も珍しいことといえそうです。
転職しても、スキルアップ・収入アップにつながる職・会社を選ぶことで、生涯年収を維持できるのだと思います。
GKには、塾だけでなくたくさんの職種の社員がいます。
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気になる職種があれば、話を聞くことも出来ますので、
聞いてきてみてくださいね。