2022/01/25
山田 陽介
進学校と職業科の違い(●^o^●)
1月も終わりに差し掛かり、現在蘇原校では、中3生の最終面談が続いております。
2月の公立高校出願に向け、どこの高校を受けるかの最終決定をしています。
この面談にもなると、やはりテーマは
「受かるのか、落ちるのか」
となってしまいますが、私が大切にしたいことは
「3年後に卒業する時にその高校で本当に良いのか」
というものです。
受かるのか落ちるのかは、もちろん本番の点数に因るところは大きいですが、
3年間の内申点と、8年分の過去問データから、ある程度は予測できます。
無謀な挑戦をしなければ、合格することは難しいことではありません。
しかし、そもそも受験する高校は、何をもって決めているのでしょうか?
・家から通いやすい
・学力的に自分に合っている
・校風、部活動が自分に合っている
高校を選ぶ観点は、上記の様な3点が一番多いのではないでしょうか。
是非、この3点に「3年後の進路」というものを持って頂きたいです。
例えば、県岐阜商に進学を希望する生徒に関して、就職する割合と進学する割合はどちらが多いのでしょうか?
答えは「進学」です。
もちろん、就職する生徒も一定数はいます。
しかし、男子では約8割、女子では約5割が進学を希望します。
これを聞くと、
県岐阜商からでも進学、大学へ行く人が多いのね!じゃ、進学校じゃなくてもいいじゃん!
となりそうですが、
「進学」=「大学」
ではありません。確かに大学が多いですが、大学も、短大も、専門学校も含めての割合になります。
また、どの大学でも入れるわけではありません。
県岐阜商をはじめ、職業科の高校は、普通科ほど5科目の勉強はしません。
その為、1月半ばに行われている「共通テスト」を受験したり、
1月後半から実施されている私立一般入試や、国公立大学2次試験を受けることはほとんどありません。
「大学進学」=「推薦入試」を受験することになります。
つまり、どこの学部でも自由に受験することはできません。
上記の様な、バックボーンを踏まえて、本当にその高校で良いのかを考える必要があります。
つまり、高校入試=その後の人生を親子で考える機会であると私は捉えます。
今年も納得のいく入試になることを目標に、残り1カ月ちょっとを過ごしていきます。