2023/04/06
宮本 晋佑
算数のノートの使い方#
4月のスタートのときに、
小学生にいつも説明するのがノートの使い方です。
これは、中学生にも言えることですが、
とにかくノートの使い方がわかっていない生徒が多すぎます。
まず字をキレイに書くというのは当たり前です。
1番大事なことは、計算の跡を残すことです。
これは、ノートをきれいに書きなさいという
小学校の先生の方針なのでしょうか。
計算の跡を消してしまっている人が非常に多いです。
きっと、筆算を書くときに、
1マスに1つの文字で計算すると
すごいスペースを取ってしまうからだと思うのですが、
ノートの端に小さく書く計算も、ちゃんと残しておくべきです。
その理由は、間違えた場合に、
「なぜ間違えたのか」の発見ができないからです。
間違えたということは、失敗をしているわけですが、
失敗をしたら、同じ失敗をしないように対策を立てます。
これは社会人になったときに必須のスキルですね。
掛け算を3×3=6とやってしまっているのか、
筆算の位をずらしてしまったのか、
小数点筆算の中に書き忘れたのか、
間違えの理由を見つけた上で、
もう一度そのミスに気をつけてやってみよう、となり
成長していくことになります。
GKでは、入塾の際にテストがあるのですが、
そのテストでも同じように、計算の跡を消してあるんです。
計算の跡があれば、
ここの計算が、3×3=6で計算してしまっているから、
3×3=9ということに気をつけてもう一度やってみよう、
と言えば、ちゃんと正しい答えになります。
そして、間違えを残すことも非常に重要です。
答え合わせをして、間違えを見つけても、
消しゴムで消して正しい答えを鉛筆で書き直します。
これも本当に多くの子どもがやってしまうことですが、
これでは何の力もつきません。
間違えたらピンをつけ、
正しい答えを書き、
どの部分が違ったのかを赤ペンでメモをするというのが、
僕なりの方針です。
あとからノートを見れば、
こんな間違えしているから気をつけようというのが、
それだけ赤いのですぐに目に入りますよね。
テストの見直しに関しても同じなのですが、
これ以上はまたいつかのブログで書きたいと思います。