2020/05/29
永田 創
国×奨学金
こんにちは。
GKの進学塾の永田です。
テレビのニュースを見ていると、九州や東京では「コロナ第二波」という言葉が流れていますね。
コロナ関連の倒産が150社を越したり、
新規求人も少なく、失業者の増加はリーマン・ショック後の100万人を上回るとの予想もあるほどです。
第二波が訪れることがないよう、引き続き気を引き締めていきたいところですね。
こういった経済状況ではありますが、それでも受験はやってきます。
特に大学受験はお金がかかる…
共通試験費用:3教科以上 18,000円 / 2教科以下 12,000円
国公立大学・2次試験:1校につき17,000円
私立大学・一般入試:1校につき約35,000円
地元国公立大学1校、地元私立大学1校、遠方の私立大学3校を受験するケースで見積もると、
受験料だけでなく、願書代金、宿泊費なども含めて293,000円ほどの支出となります。
そして、入学後の授業料は、
国公立大学では4年間で約2,100,000円、
私立文系大学4年間で約3,600,000円、
私立理系大学6年間で約4,900,000円と目を伏せたくなるような支出が待っています。
しかし、新型コロナウィルスによる影響で経済状況に急変があった場合、
「高等教育修学支援新制度」の対象となるかもしれません。
この高等教育修学支援制度は、202年4月からスタートした新しい制度です。
世帯の収入に大きな変動があった方や、アルバイト代などの収入が減った人、
すでに奨学金を利用中でも更に支援を必要とする方を対象としています。
支援の方法は
①授業料等減免
②給付型奨学金
の2種類です。
対象学校種は大学・短大、大学院、高等専門学校、専修学校専門課程の学生・生徒となるため、
現在の受験生では使用できる人はあまりいないかもしれません。
しかし、自分が大学生になった時点でも制度が継続していたり、
新制度ができている可能性は十分にあります。
知っていれば高額な授業料を払う必要がないケースも出てきますので、
大学独自の奨学金等もありますが、このように国が行う制度にも注目していきましょう。