2021/08/25
吉田 一平
目の前のことと遠くのこと
第一回岐阜新聞テストが実施されました。
高富校でも塾生のみに限り、校舎にて実施させていただきました。
今回のテストで中3が驚いたのは、国語の作文と英語の英作文だと思います。
これまでの岐阜新聞テストではなかった部分ですので、過去問だけを解いていては難しかった部分です。
実際の入試本番は、国語の作文も英作文もありますので、今回の岐阜新聞テストは入試本番のテストに寄せてきた形となっていました。
今回の岐阜新聞テストを受けて、こう思った中3はたくさんいると思います。
「急いで英作文の練習をしないと!」
「次の岐阜新聞テストまでに国語の作文をたくさん勉強しよう!」
しかし、これは間違いです。
それよりも先にやるべきことはたくさんあります。
例えば、英作文は英語の中でも一番難しい問題です。
それをいきなり勉強しても意味がありません。
単語や熟語が暗記できていない、並べ替え問題さえできない、長文が読めない
などの問題点から改善していくべきです。
国語の作文も同様です。
実は、岐阜県入試の国語の作文はさほど難しくありません。
入試の2ヶ月前ほどから練習をすれば、だれでも書けるようになります。
それよりも今すべきことは、漢字や文法、読み取り問題です。
大事なことは半年先の高校受験で笑顔でいられることです。
定期テストで良い点を取ることでも、岐阜新聞テストで良い点を取ることでもありません。
目の前の岐阜新聞テストの結果に揺さぶられてしまうと、本当のことが見えなくなってしまいます。
これは中3に限ったことではありません。
今は理科を勉強すべきなのか、英語を勉強すべきなのか
定期テストの勉強をすべきなのか、実力テストの勉強をすべきなのか
学校の宿題をすべきなのか、塾の宿題をすべきなのか
簡単なことではありませんが、このような「方針」をしっかり子供たちに伝えていくことが我々の役目でもあります。
今、何をすべきか困ったら、いつでも聞きに来てくださいね!