2021/02/16
宮本 晋佑
次学年準備講座の意味#
GKの進学塾では現在、
小学6年生に向けて、次学年準備講座の真っ最中です。
小学6年生の次学年ですから、もちろん中学1年生の内容です。
小学生から中学生になるというのは、
勉強の面でももちろん大きな変化があるため、
早くから準備をしておく必要があるのです。
私からは特に数学についてお伝えします。
まず、小学校は学校によって違いますが、
算数の時間になると先生が2人になって、
2クラス分かれて授業をすることがあります。
生徒の理解度に合わせてクラス分けをするんですね。
そこでひとりひとり細かく見てもらえます。
しかし中学でクラス分けはありません。
しかも、一つの単元ごとの進むスピードが早いのです。
中学1年生の1年間で習う量と
小学6年生の1年間で習う量が全く違います。
小さい見出しのことを項目と呼ぶことにします。
小さい見出しとは、例えば、
「分数のかけ算」
「分数のわり算」
「対称な図形」
「比例の式」
などのことです。
これを小学6年生の教科書と中学1年生の教科書で比較すると、
小6が41項目に対して、中1は119項目です。
なんと同じ1年間で、3倍の量を習います。
さらに内容も難しくなり、理解することも大変になってきます。
だからこその準備講座です。
最初の1ヶ月分だけでも先にやることによって余裕が生まれますし、
何より、反復練習の時間がとれます。
中1の最初の正負の数ですが、
初めて出会うマイナスの概念に、
多くの生徒が苦戦します。
そして、
「あれ、この前習ったやつどうやってやるんだっけ?」
と思っている間に、
その習ったことの発展的な内容に進んでいくので、
追いつけなくなっていくというのがよくあるパターンです。
今のうちからしっかり準備をして、
中学に入ってから慌てないようにしたいですね。