2021/07/15
山田 陽介
幼少連携から考えること(●^o^●)
最近ニュースで取り上げられる「幼少連携」という言葉をご存知でしょうか?
近年、全国の小学校で、「小1プロブレム」と呼ばれる事態が問題になっています。
これまでも幼稚園・保育所と小学校の連携強化など、
子どもたちの小学校生活へのスムーズな移行のための取り組みが進められてきました。
しかし、現実問題として、上手くいかないケースがあるようです。
授業時間の問題や、月齢によってまだ成長の差も大きく、
同じ様に授業で進めていくことが難しいという課題があります。
ただ、これは、中学生になっても同じであるように思います。
中学生にテスト勉強をさせると、以下の様な生徒が必ずいます。
① 全範囲の問題を解いて満足している生徒。
② ①の上で、きちんと答え合わせを行い、間違えたところを認識できる生徒。
③ ②の上で、間違えたところが完璧に解けるようになるまで練習する生徒。
どうでしょうか。
結果として、①②③のうち、点数が高いと予想できるのは③ですよね。
でも、生徒たちに勉強したかと聞けば、全員「した」と答えます。
つまり、中学生としての勉強のレベルに達していない生徒が
現実問題としてかなりの割合でいます。
さらに問題が深いのは、途中で気付いて頑張ろうとしても、
中学生からの勉強は複雑に知識が絡み合っていくので、
なかなか取り返すことが難しいです。
そうなると、「諦め」や「無気力」になってしまう。
そんな生徒を過去にも多く見ました。
もちろん、途中からでも頑張ることは大事です。
でも、そんな状況になる前にきちんと勉強の意識改革が出来ていれば良いはずです。
塾へ通う意味の一つとして、そういった意識改革をするのもあると思います。