2020/06/01
宮本 晋佑
就学支援金とは#
2020年の4月から、
高等学校等就学支援金制度が変更されたのはご存知ですか?
私立高校に通う生徒の
「就学支援金」の上限額が引き上げられました。
これによって、私立高校の授業料が実質無料になります!!
こんな話は聞いたことあるけど、どーゆーこと?
という方も多いと思いますので、
詳しく説明していきたいと思います。
①就学支援金とは?
これは、高校生の授業料を国が負担しますよ!というものです。
公立高校であれば、毎月の授業料の9,900円が毎月支給されています。
年間にすると、11万8,800円です。
「そんなお金もらったことない」という方。
お金が手元に入ってくるわけではなく、国から学校に直接支払われています。
なので、自分たちで授業料は払っていないんです。
私立高校の場合は、各家庭の年収によって、支援額金額が違います。
年収の目安として、
~270万円以下は、年間29万7,000円
~350万円以下は、年間23万7,600円
~590万円以下は、年間17万8,200円
~910万円以下は、公立高校と同じく、年間11万8,800円です。
(※年収は目安です。家族構成等によって違います。)
②高等学校等就学支援金制度の何が変わったか。
私立高校の支援額が上がりました。
年収目安590万円以下の家庭は、
支援額が、39万6,000円になるのです。
これで、私立中学の授業料が全てカバーできるようになりました。
ということで、私立高校の授業料が、実質無料をなるのです。
ちなみに、この目安の年収は、
実際には「課税所得」を基準として判定します。
その基準については、文部科学省の公式HPなどでご確認ください。
岐阜県内の私立高校の授業料平均額は、約31万円です。
そこに施設設備費などが含まれてきます。
コロナでの給付金もありますが、
もともとある支援金などの制度もしっかり知っておきたいですね。
なんとなく、私立は高い!というイメージだと思います。
確かに公立高校よりは高いのですが、
支援金等の制度を使えば、そんなに大きな負担ではないのかもしれません。
どちらにせよ情報が必要です。
正しい情報をしっかりと知ることが大切ですね。