2020/12/06
宮本 晋佑
将来の話をしましょう#
前回のブログで、
「勉強しなさいは逆効果」という話を書きました。
(↑クリックで見れます)
今回はその続きで、
勉強しなさいと言わずに勉強させるために、
家ではどうすればよいのでしょうか。
結論はタイトル通りなのですが、
将来の話を子どもと一緒にしてみてください。
明確に、この職業に就くなどを決めていく必要はありません。
どんな仕事をしたいか、どんな高校、大学に行きたいか、
ということを話することが大切です。
子どもが「将来はこういうことをしたい」
という具体的なイメージを心に抱き、
その目標のために勉強を頑張るようになるかもしれません。
ただ、そのときに、最終的な結論を、
「じゃあそのためには、もっと勉強しなきゃね」
という言葉で終わってしまうと、結局お説教されたように感じてしまいます。
「良いと思うよ」「楽しみだね」というプラスの言葉で終わることが大切です。
また、自分の「思い出話」をすることも良いと思います。
なぜ今の仕事に就いたのか
どこの高校出身で、なぜその高校に行ったのか
などなど、ご自身のことを話すことも良いと思います。
ちなみに、小学6年生で将来について、
親と話す子どもの平均勉強時間は、
そうでない子と比べて34.2分長いという結果があります。
「将来の目標イメージが明確な子どもは、自律的に勉強している」というデータもあります。
自分の将来の目標イメージを描く手助けとして
「子どもと将来や進路について話をする」ことは、
どの学年の子どもにとっても学習意欲を高めるために大切な働きかけであり、
中学生になるまで待つ必要はないと言えます。
「勉強しなさい」の声かけが必要なときも、
もちろんありますが、それだけでなく、
低学年のうちから将来について親子で楽しく話し合うことを、
積極的に始めてみてはいかがでしょうか。