2021/09/30
吉田 一平
大学受験は間に合わない
高校生のテストが始まっています。
授業のオンライン化やテストの延期など、様々なイレギュラーがありましたが、大学受験がなくなることはありません。
今回のテストも今までと同様大事なテストになります。
まだテストが終わっていない高校の子たちは、最後まであきらめずに頑張りましょう!
特に高校1年生の子は、今からでも大学受験の準備をしておくことが大切です。
その理由は、「間に合わない」からです。
高校受験の時には、中3の1年間だけ頑張って高校に合格したという子も少なくはないと思います。
しかし、大学受験はそう簡単にはいきません。
まずは勉強期間です。
1つのゴールである大学共通テストは高3の1月に行われます。
3月に受験があった中学校の頃と違って、まるまる1年間勉強することはできません。
また、部活動で8月末まで勉強ができないとなれば、がっつり勉強できるのは9月~12月の約4ヶ月間しかないということです。
次に科目数です。
中学校の頃であれば、5教科のみでした。
しかし大学受験では、最大9科目もあります。
それなりの国公立に行きたいと思えば、それだけ必要な勉強量も増えます。
これらのことから、高1からどう準備をしていくのかが大学受験成功のカギになります。
具体的には、2つの方法があると思います。
①学校のペースに従い、定期テストごとに知識を固め、その知識を忘れない
②学校のペースよりも早く知識を取り込み、その分受験勉強できる時間を増やす(高2の中旬から受験勉強を始める)
岐阜・岐阜北レベルであれば、①が良いと思います。
そもそも高校でやっている内容1つ1つが受験レベルであることが多いことと、「1度つけた知識を忘れない」ということができる子が多いからです。
一方、加納・岐山・長良の子は、②の方が良いと思います。
多少荒くても一通りの勉強を早く済ませ、大学受験に取り組む時間が多くあった方が良いです。
残念ながら、これらの高校は全国的に見れば、偏差値は真ん中くらいです。
学校と同じことをしていては、それ以上の大学を目指すことは難しいと思います。
まだ高校生になって半年ほどしか経っていない高1の子には少し酷なお話だとは思いますが、大学受験は自分の将来に直結する分岐点です。
いまのうちから少しずつでも準備をしてきましょうね!