2020/05/27
GKの進学塾 システム管理者
国語の読解力を鍛える方法
こんにちは!
鵜沼校の理系講師、吉田慎吾です!
GKでは、受験生の面談を順次行っております。
面談といえば、国語の読解力に関してよく保護者の方から相談を受けます。
特に小学生のお子さんをお持ちの保護者の方からよく聞くイメージですが、高校生でも不安を感じている方が多くいらっしゃる印象です。
そこで本日は読解力の鍛え方について書いてみました。
私が読解力を鍛えるために良いと考えているのは「要約」です。
読解力がないと言われる子は、読んでいる文章の内容が頭の中にはっきりイメージされていない子だと思います。
この話の要点は何なのか、何が面白いのか、どこが悲しいのか。
そうした内容がはっきりイメージできていない、もしくは、重要度がわかっていないというケースが多いと思います。
つまり、読解力がないといわれる子ども達は得てして説明が下手である、という特徴があると思っています。
説明しようとしてもどこが重要かがわかっていないので、話の最初からひとつずつ説明を始めてしまうわけです。
もしくは、すごく重要なところを抜いて説明してしまい、聞いてる側は意味がわからないということも…。
というわけで、読解力を鍛えるためには「要約」の練習をさせてあげることで、要点を掴ませてあげることが重要です。
普段から、この話の要点はなにか、を意識させる必要があるということですね!
ただ、文章を読んで100字以内で要約してみろ!なんてやりたがる子は一人もいませんよね笑
だからといって諦めてしまうのはもったいないです。
実は要約の力というのは日常生活ですごく簡単に鍛えることができます。
例えば、ドラマなどテレビ番組を見終わった時に子どもに少し聞いてみてください。
「今日はどんな内容だった?」
とか
「なにが面白かった?」
と。
きちんと要約できる子は端的に答えますし、苦手な子は1から話し始めるか、大事なところを飛ばしてしまい、うまく伝わらず困るはずです。
これが練習になります。
そこで、すこしヒントを出してあげてください。
「誰がそれをしたの?」
とか
「で、どうなったの?」
と。
するとどんどん話し始めるはずです。
人間には、わかってもらいたいという承認欲求がありますから、伝わらないということは本人もモヤモヤするので頑張るわけです!
こうすることで、要約する力、つまり、読解力を日常生活の何気ない時間を使って鍛えることができるんです。
でも、待ちきれずに
「〇〇ってことでしょ?」
と言ったらダメですよ!笑
本人たちが一生懸命考えて話すので待ってあげてくださいね!