2023/07/01
宮本 晋佑
共通テスト現代文対策#
7月になり、いよいよ夏期講習も始まります。
高校3年生、中学3年生の受験生は、
この夏期講習でどれだけ基礎知識を詰め込めるかで、
夏以降の伸びが大きく変わります。
ということで、先日から現代文対策をスタートしています。
共通テスト現代文独特の特徴が3つあります。
①時間が少ない
②筆者の言いたいところを「選ぶ」のが難しい
③7割を超えるのが難しい
①時間が少ない
現代文に限らずですが、
共通テストの大きな特徴が、時間がないことです。
大問が4つあり、200点満点で時間は80分間です。
単純計算で、大問1つにかけられる時間は20分です。
20分間で8000字の本文を読み、
さらに設問も読んで正解を答えるわけですから、
かなり時間がないことがわかるかと思います。
それがわかって早く読むという対策をしないと
読解力をどれだけ上げても点数はとれません。
練習のうちから、スピードを意識することが大切です。
②筆者の言いたいことを「選ぶ」のが難しい
共通テストの大きな特徴として、選択肢から選ばなければなりません。
本文を読んで、設問を読んで、
答えとしてはこんな感じだろうとイメージができたとしても、
正解の選択肢は、本文の言葉を使っていなかったり、
意味は同じでも違う書き方をしていたりします。
読解力に加えて、正解選択肢を「選ぶ力」が必要です。
③7割を超えるのが難しい
まずはこちらのグラフを見てください。
過去3年間の得点分布になります。
3年間ほとんど同じグラフの形です。
一番多い点数帯は、グラフを見ると、
130点前後であることがわかりますね。
そこから急な下り坂になり、
8割(160点)以上の点数の人はぐっと減ってきます。
ちなみに平均点は116点です。
他の科目を見てみると、国語のグラフとは違う形をしています。
0点から100点まで、ほとんど横一線、という科目もあります。
グラフから見ると、
しっかり努力すれば、7割まではほどんどの人がいけます。
ただ、7割を超えるためにはもうひと踏ん張り必要です。
そこまでわかって、
国語は7割は取れるようにして、
他の科目に力を入れるのか、
国語で8割9割を目指してやっていくのか、
という方針を決めて勉強の仕方をかえていく必要があります。
ただやみくもにやるのではなく、
戦略をもってやることが大切です。
受験の合否は、情報が大きく関わってきます。
勉強を教えてもらえるだけでなく、
情報も教えてもらえる人に聞いてみるといいのではないでしょうか。