2020/10/01
宮本 晋佑
今おすすめの資格#
最近、
「資格を持っていても意味がない」
「取っても結局使えない」
ということがよく言われています。
なぜそのようなことが言われるようになったかと言うと、
①資格を取得しただけでは食べていけない
資格を取得しても、必ず企業に採用されるわけではありません。
仕事に就けるわけではない=資格は意味がない
というように言われてしまうようです。
②実務経験を重視される
小さな企業でも、パートやアルバイトでもいいので、
その仕事をしたことがある人のほうが重宝されます。
以上の理由から、資格は持っているだけでは意味がないということになります。
しかし、本当に資格は意味がないのでしょうか。
資格を持っていても食べていけないという考え方は極端ですし、
そもそも資格がないと働けない仕事もあります。
また、確かに実務経験は必要です。
しかし同じ実務年数で、資格を持っている人と、持っていない人では、
持っている人のほうが採用されやすいです。
ということは、資格には意味があるのです。
資格はあればよいのではなく、
資格を取得して、それをどう使うかが重要なわけです。
時代によって、就職に有利になる資格や、
これからの時代に必要な資格があると思っています。
では、どんな資格を持っていることがいいのでしょうか。
個人的におすすめする資格を3つご紹介します。
①建築士
衣食住の「住」にかかわる設計者の知識は絶対に必要です。
また、高齢化により高齢者が生活しやすいバリアフリー住宅や、
災害時の被害を最小限にするための太陽光発電システム、
家庭用燃料電池を搭載した、被害に強い住宅などが求められています。
②電験三種(第三種電気主任技術者試験)
定年後も職があり、将来性もある資格です。
就職・転職が有利になるなど将来性がある電験三種のニーズは、
近年の「オール電化」などインフラ(基礎基盤)設備の
電気の一本化による保守業務の需要増と、人材不足の影響で年々高まっています。
③賃貸不動産経営管理士
岐阜はまだまだ一軒家の需要の方が多いですが、
不動産業界では、賃貸住宅のニーズが増加しています。
それだけでなく、現在は空き家の数が問題になっており、
空き家を有効活用するためにも賃貸不動産経営管理士に活躍が期待されています。
職業によっては、必ず取得しなければいけない資格があります。
その資格がなければ働くことができないのです。
そういった資格を「業務独占資格」と呼びます。
たとえば、医療の仕事である「医者」「薬剤師」、
建築や建設の仕事である「建築士」「電気工事士」、
法律に関わる仕事の「弁護士」「公認会計士」などの職業です。
こういった職業に就くためには必ず、
国の法律に基づいた「国家資格」を取得しなければいけません。
このように、資格は今でも重要です。
特に、なりたい職業になるために資格は必要なのかは
知っておかなければなりませんね。
最初に言いましたが、
資格は持っているだけでは意味がありません。
どんな資格を持っているといいか、
その資格をどう使っていけばいいか、
また聞いて頂ければと思います。