2022/04/16
宮本 晋佑
中学生の教科書はどう変わったのか#
昨年度から、学習指導要領の改定により、
教科書が新しくなっているのはご存知でしょうか。
教科書が一新され、
特に英語の内容が難しくなったと言われています。
では、具体的にどう変わったのかをお伝えします。
中1の教科書で、一番最初に出てくる本文で比較してみます。
<2020年以前>
クミとポールの会話です。
右側にあるのが、新しく覚える英単語が書いてあり、
I(私は)
am(~です)
hello(こんにちは)
など、本文で使っている単語をすべて新出単語として
紹介してくれていますね。
内容も、
クミ :こんにちは。私はクミです。
ポール:もう一度お願いします。
クミ :クミ。KUMI。
ポール:クミ。私はポールです。ポール・グリーンです。
クミ :はじめまして、ポール。
ポール:はじめまして、クミ。
という、かなり簡単な英語になっています。
<2021年以降>
こちらも、教科書に出てくる最初の本文なのですが、
本文に出てきている単語は、
もう小学校でやっているからわかるよね?
と言わんばかりに、いろいろな単語が使われています。
前の教科書と同じように、
新出単語の紹介が右側にありますが、
すべての単語ではありません。
内容としては、
こんにちは、みなさん。
私はマーガレット・ブラウンです。メグと呼んでください。
私はオーストラリア出身です。私は12歳です。
私は日本の食べ物が好きです。私は寿司を愛しています。
私はよく緑茶も飲みます。
いかがでしょうか。
ちゃんとした自己紹介の文になっていますね。
最初のページだけでこれだけ違います。
進むペースもいままでより早くなっているので、
ちゃんと小学生のうちに英語ができるようになっていることが重要ですね。