2025/03/18
蘇原校
宮本 晋佑
小学生向け
ノートの使い方で学力が変わる

4月のスタートのときに、
小学生にいつも説明するのがノートの使い方です。
これは、中学生にも言えることですが、
とにかくノートの使い方がわかっていない生徒が多すぎます。
特に算数のノートの使い方をお伝えします!
まず字をキレイに書くというのは当たり前です。
1番大事なことは、計算の跡を残すことです。
これは、ノートをきれいにしなさいという
小学校の先生の方針なのでしょうか。
計算の跡を消してしまっている人が非常に多いです。
ノートの端に小さく書く計算も、
ちゃんと残しておくべきです。
たとえ筆算が、1マスに1つの数字が書いてあっても
「ノートがもったいない!」
という言葉だけは言ってはいけません。
子どもたちの頭には、
「もったいない」という言葉だけ残り、
字を小さくしたり、
1マスに詰めて数字を書いたりしてしまいます。
算数において、ノートは答えを書く紙ではなく、
計算をする紙です。
答えだけのノートはきれいに見えるかもしれませんが、
間違えた場合に、
「なぜ間違えたのか」の発見ができないからです。
間違えたということは、失敗をしているわけですが、
失敗をしたら、同じ失敗をしないように対策を立てます。
これは社会人になったときに必須のスキルですよね。
掛け算を3×3=6とやってしまっているのか、
筆算の位をずらしてしまったのか、
小数点筆算の中に書き忘れたのか、
間違えの理由を見つけた上で、
もう一度そのミスに気をつけてやってみよう、となり
成長していくことになります。
GKでは、入塾の際にテストがあるのですが、
そのテストでも同じように、
計算の跡を消してある子が多いんです。
計算の跡があれば、
ここの計算が、3×3=6で計算してしまっているから、
3×3=9ということに気をつけてもう一度やってみよう、
と言えば、ちゃんと正しい答えになります。
そして、間違えを残すことも非常に重要です。
答え合わせをして、間違えを見つけても、
消しゴムで消して正しい答えを鉛筆で書き直します。
これも本当に多くの子どもがやってしまうことですが、
これでは何の力もつきません。
間違えたらピンをつけ、
正しい答えを書き、
どの部分が違ったのかを赤ペンでメモをするというのが、
僕なりの方針です。
あとからノートを見れば、
こんな間違えしているから気をつけようというのが、
それだけ赤いのですぐに目に入りますよね。
テストの見直しに関しても同じなのですが、
これ以上はまたいつかのブログで書きたいと思います。
