2019/10/20
吉田 一平
【高校生】大学受験×英検 大事な4つのポイント
現在の高校2年生から大学入試制度が変わるということは周知の事実だと思いますが、
いったいどのように変わるの?という方が多いと思います。
高校2年生は既に高校3年生時に受験予定の第一回英検(S-CBT)の予約を完了した頃かと思いますが、
英検ってそんなに大事なの?と思いながらも言われるがままに予約をした方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、大学受験と英検についてざっくり紹介していきます!
2021年度の大学入試では、大学入学共通テストとは別に、民間の資格・検定試験を受験しなければなりません!
この民間の資格・検定試験を受験する際に注意すべきポイントが3つあります。
ここを間違えてしまうと、大学入試で大きく失敗してしまうためよく注意してください!
①大学入試で使うことができる民間の資格・検定試験は8種類
大学入試で使うことができると決まった民間の試験は次の8種類です。
正直に言って、難しすぎますよね(笑)
聞いたこともないような試験がたくさん並んでいます。
結論からいうと、ほとんどの高校生はこの中でも英検かGTECを受験することになると思われます。
高校からも英検を中心に話をされるでしょう。
②利用できるのは高3の4月~12月の結果のみ
大学入試で使うことができると決まった8種類の民間試験の受験結果が大学受験の際に使われることとなりますが、その結果は高3になってからの結果でなければなりません。
例えば、高校3年生になる前に英検2級を取ったとしても、残念ながらその結果は受験で使うことができません。
ですので、たとえ高校3年生になる前に受験で使えるような結果を持っていたとしても、もう一度試験を受け直さなければなりません。
③大学によって活用の仕方が違う
民間の資格・検定試験の結果は、それぞれの大学がその活用方法を決めるようになっています。
ですので、自分の志望校が英検などの結果について、どのような基準を設けているのかは必ず確認する必要があります!
9/30に文部科学省が発表した調査によると国立大学(大学院大学を除く全82大学)では、2021年度入学者選抜で次のように試験結果を活用するようです。
(1)出願資格として活用 44校
(2)点数化して加点 33校
(3)出願資格及び点数化して加点 7校
(4)一定水準以上の成績で大学入学共通テストの「英語」を満点とみなす 3校
(5)高校が作成する証明書等の併用 8校
(6)高得点活用(大学入学共通テストの「英語」の得点と比較) 1校
(7)活用するが、現時点で活用方法を明示していない 8校
(8)活用しない 4校
出願資格として英検などの民間試験を課す大学が最も多いことがわかります。
簡単に言えば、試験の結果が〇〇以上なければ大学を受験することさえできませんよ、ということです。
自分の志望校がどのように英検などの民間試験を活用するのかを確認しておかなければ、いざ受験をしようと思ったら受験する資格すらなかった!ということになりかねませんので、しっかりとチェックしておきましょう!
④英検はスコアが大事
英検といえば、これまでは〇級に合格するかしないかを重視してきたと思います。
しかし、大学受験においては何級に合格しているかは関係ありません!
どのくらいのスコアをとったかが大事になってきます。
例えば英検準2級の場合、スコアが1400点~1949点であれば合格できます。
つまり、同じ合格者の中でもこれだけの幅があるということです。
大学受験では、このスコアがいくつあるのかによって判断がされます。
多くの国公立大学の場合は、「A2以上」を基準としています。
A2以上というと、スコアでいう1700点以上になります。
つまり、英検準2級に合格した子でも、スコアが1700点以上なければ受験できないとなってしまうことがあるということです。
志望校がどのくらいのスコアを基準としているのかは、しっかりチャックしておきましょう!
第三回英検は、GKの各校舎を準会場として筆記試験を受験していただけます。
先述した通り、高校3年生になってからのスコアしか大学受験では使えませんので、第三回のスコアは使えませんが、
高校3年生になる前に腕試しをしたい!という子は受ける価値があると思います。
詳細は後日お伝えしますが、英検に挑戦したいという子はぜひ受験してみてくださいね!(^^)!