2018/08/22
GKの進学塾 システム管理者
【理系】センター数ⅡBの対策法
こんにちは!
高富校の理系担当、吉田慎吾です。
本日は高3生で少し困っている人の多い数ⅡBについて書きたいと思います。
まず勘違いをしていけないのは、「センター試験は100点を目指すテストではない」というところです。
もちろん、ものすごく数学が得意な人は問答無用で満点を狙ってください!
ただ、困っている人は大体そうではないので…。
話を戻しまして、
つまり、センター数ⅡBは、自分が受かるための合格ライン以上を取れれば十分というわけです。
重要な視点は2つあります。「時間」と「配点」です。
まず、すべての問題を真剣に考えたとすると、数学が得意でない子の場合、時間が足りず解き切れないはずです。
であれば、自分が解けそうな問題だけにしっかりと時間を使い、解けそうにない問題は1分も考えないということが最も効率が良いです。
数列が苦手な生徒を例に出すと、
数列の点数は基礎問題を解くのみで、20点中10点に留め、数列の後半部分の問題はサラッと読んで、難しそうなら考えない。
その代わり、ベクトルが得意なので、ベクトルに数列で浮かした時間を当てて、じっくり考えて完答し20点をとる。
これで結果的に40点中30点で75%の得点率が狙えます。
この方法には欠点が1つあります。
それは「捨てる勇気」です。
解かないという選択は、センター本番でものすごく勇気のいることなのです。
日頃から練習しておかないといけません。
次に「配点」です。
問題を見たときに、これは何点くらいの問題なのか、このあたりまで解くと何点くらいになるのかを意識しておく必要があります。
それは自分の志望校の合格ラインを確実に超えるためです。
特に重要なのは大問1と大問2です。
この2問は配点がそれぞれ30点あり、この2問で全体の6割を占めます。
どの問題を解き、どのレベルの問題を解かないのかをきちんと判断できるかどうかが重要なポイントになってきます。
そして、最後に。
数ⅡB単体で考えてはいけません。
数学で考えるべきです。
つまり、数ⅠAと数ⅡBは合わせて考えてください。
数ⅡBだけで合否の判断を下す大学はあまりありません。
数学での得点率を考えた時、極端な話をすれば数ⅠAが100点ならば、数ⅡBは60点であっても、数学としては200点中160点で80%の得点率になります。
現実的には数ⅠA 90点、数ⅡB 70点で80%の得点率です。
センターの得点率が80%の大学を目指しているならば、こうやって見方を変えるだけで勉強の方針は大きく変わり、合格率も大幅に変化します。
こうした見方のもとで、自分の得意分野を踏まえて、できそうな戦略を考えてみてください。
相談もお待ちしてます!
ぜひ参考にしてみてくださいね!