2021/02/17
村瀬 功
【岐南校】来年度中学数学の改訂ポイント
1,日常生活や社会の事象の中の数学
文部科学省がしめした、算数・数学の学習過程のイメージは
数学の世界だけではなく、現実の世界も意識している内容となりました。
これは中学だけではなく、先月行われた、大学入試共通テストに
おいても、同様の傾向がみられます。
実際、昨年度の高校入試でも、
通学時間の度数分布表や
カレンダーを使った方程式など、
日常生活に即した問題が出題されています。
第一のポイントとして、実社会と数学のリンクが上げられます。
2,データの活用と資料の整理
第二のポイントとして、学習の前倒しが行われている単元があります。
それが「データの活用」です。
高校で履修内容だった四分位範囲や箱ひげ図といった
データ分析の分野が丸っと中学へ降りてきました。
それに伴い、
小学生のうちに平均値や中央値、最頻値といった用語も
学習するようになります。
来年度の入試ではこの単元の復習は必須です。
3,高校入試への対策
岐阜県公立高校入試の数学は、
まず第一に
問題文量の増加、国語力が試されます。
第二に、
出題大問数の増加 5題構成から6題へ変更
第三に、
実社会に即した問題テーマの増加
が挙げられます。
特に、
考えの多様性が問われる問題に対する
対策が必ず必要です。
新年度まであとわずかです。
我々もしっかり準備をして新年度を迎えます。