2021/06/10
吉田 一平
【中学1年生】内申点の取り方
現在の中学校は2期制と3期制の2種類あります。
ほとんどが2期制だと思いますが、まだ岐阜には3期制の学校も残っていますね。
高富地域では、高富中と美山中、伊自良中が3期制です。
2期制の場合、前期と後期の2回、内申が出ます。
3期制の場合、1学期・2学期・3学期の3回、内申が出ます。
そして、年度末に出されるのが、学年内申になります。
学年内申は1年間のトータル得点であるため、最も重要です。
2期制であるのか、3期制であるのかによって、内申点の取り方は違います。
例えば、3期制の中学校の場合を考えてみましょう。
Aさんは1学期・2学期と次のような内申だったとします。
みなさんなら、3学期はどの教科を頑張りますか?
よくある意見は、こんな感じです。
「3学期も、1学期や2学期と同じように頑張れば良いんじゃないの?」
「数学が苦手だから、数学に注力しよう!」
「社会は得意だから、内申を下げないようにしよう!」
どれも間違いです。
先述したように、大事な内申は学年内申です。
学年内申をしっかり取っていくためにはどうすれば良いかを考えながら対策をしなければなりません。
であれば、Aさんの場合、頑張るべき教科は国語と英語です。
国語と英語で、3学期に「4」をとるのか「3」をとるのかで学年内申が変わってくるからです。
逆に他の教科については、3学期に内申が上がろうが下がろうが実は学年内申は変わりません。
では、学校の内申はどうやって決まっているのでしょうか?
学校の内申は、①定期テストの点数②ノート提出③授業態度の3つで決まります。
中でも、定期テストの点数はやはり1番重要です。
ただし、定期テストの点数=内申ではないことも知っておいてください。
例えば、数学のテストで80点をとったとしても、「5」かもしれないし、「4」かもしれないです。
つまり、定期テストの点数は内申の幅を決めるだけのものであり、それに加えて、ノート提出や授業態度を考慮して内申が決まっていきます。
ですので、定期テストの点数が同じでも、Aさんは「5」だけどBさんは「4」だったということはよくある話です。
「あれ?合計点数は上がっているのに、何で内申が低いんだ!?」
という経験も中学校1年生の子たちは、これからしていくことになるでしょう。
それは、内申を取るための対策ができていないためです。
全体の点数が上がっていても、全体の内申が上がるとは限りません。
定期テスト期間真っ最中ですが、テストだけでなく、内申点にも注力していけると更に良いですね(^-^)