2020/12/01
宮本 晋佑
「勉強しなさい」は逆効果#
学校の定期テストが終わり、子どもたちにとって、
あとはクリスマスと年末を迎えるだけといった感じです。
この時期、結構家でだらけてませんか?
そして、そのだらけた姿を見て、
ついつい「勉強しなさい」と言ってしまう方は
少なくないと思います。
「勉強しなさい」と指示することで、
子どもが勉強に対し意欲的に取り組むようになるわけではないことは、
なんとなく分かっているはずです。
統計学的にも、
「勉強しなさい」と言うことは、
子どもの勉強時間を増やすのにあまり効果的ではなく、
むしろ逆効果な場合があるということが分かっています。
親の言うことは聞いてくれない。
というわけではなく、
心理学でいう「心理的リアクタンス」が機能しているのです。
心理的リアクタンスとは
命令・指示を受け、自由に行動できる権利を制限されたと感じると、
自分には自由があるのだと確認するために反対の行動をとる傾向があるのです。
子どもが「勉強しなさい」と言われると、
「今やろうと思ってたのに」と反発心を覚え、
意欲を失ってしまうのには、
心理的リアクタンスが影響していると考えられます。
「絶対に〇〇しないで」と言われて、
反対のことをしたくなった経験はありませんか?
子どものなかでも同じことが起こっているのです。
このように、「勉強しなさい」という声かけの効果は
心理学的にも薄いといえます。
じゃあどうすればいいの!!!
と思った方も多いと思います。
実績がある人や、怖い人逆らえない人に言われれば、
もちろんやるようになるのですが、
家ではなかなか難しいですね。
家でできる声掛けを次回のブログで書いていきたいと思います。