2022/12/21
宮本 晋佑
算数を学ぶ上で大事なこと#
小学生が勉強している算数ですが、
中学以降の数学につながる、非常に重要な科目です。
国語も、全ての学問に通ずる、読解力という点で、
非常に重要な科目と言えます。
理科や社会も勉強しますが、
この2つに関しては、ただの知識でしかありません。
中学に行けば、小学校でやった内容を
さらに細かく習うので、
いつでも取り返す事ができます。
さて、普段算数を担当を担当している私から、
小学生の算数で何が一番大切なのかをお伝えします。
それは、
「間違いを見つけることと、間違いを直すこと」
だと思っています。
小学校では、問題が「解ける力」を「学力」ととらえてしまっています。
たとえば、はやく計算して正しい答えを出す力のようなものですね。
しかし、もっと大切なのは、
計算違いをしたときに、それに気付いて直せたり、
計算がごちゃごちゃしたときに、
それをすっきりさせたりできる力だとおもいます。
計算を間違えない。
難しい問題にも迷わない。
であれば、こんな力は必要ありません。
しかし、人間ですから、
まちがったり迷ったりするわけです。
つまずかず迷わないのがいいのではなく、
つまずいたり迷ったりした機会に、
それでもなんとなる力をつけておいたほうが良いと思います。
ついつい、100点のテストをみて、
「すごいね!よく頑張ったね!」と言い、
50点のテストをみると、
「なんでこんな間違いしてるの!なんでこんな点数なの!」
と言ってしまいます。
同じような間違いを何度も何度も繰り返しているようではいけませんが、
間違えること自体は、非常に良い事だと捉えてください。
そこからどうやって本当の力をつけさせるか、が大事だと思います。
勉強のレベルが上がれば上がるほど、
間違えたことがある、という経験が大切です。
だからこそ、簡単な小学生の算数で、
間違えを見つけ、それを直す力をつけていくようにしましょう。