2015/11/04
山田 陽介
ないものねだり(●^o^●)
そろそろテスト週間を迎えるともなると、もうすぐ面談の時期がやってきます。
面談の中でよく聞かれるフレーズとして、子供に「こうなって欲しい」という言葉があります。
「親の願い」とでもいうべきこの事象が、まさにないものねだりであることが多いです。
例えば、心優しいA君がいます。
彼は人の気持ちを考えることが出来るからこそ、なかなか周りに対してはっきりと自分の意見を言うことが出来ません。
そんな時、彼の親であればきっと『もっとはっきり意見を言える子になって欲しい』と思うでしょう。
逆に好奇心旺盛で、ガンガン突き進んでいくBさんがいるとします。
彼女は、何事に対しても前向きに取り組むことが出来ます。しかし、ただし周りの空気を読むことは苦手です。
そんな時、彼女の親であればきっと『周りの様子を見て動ける子になって欲しい』と思うと思います。
つまり、よほど完璧な子でない限り、その子にない部分を求めているのが「親の願い」だということです。
でもその願いは本当にその子のためになるのでしょうか?
実際、子供の長所と短所は表裏一体であることが多いです。
短所を消そうと思えば、長所が無くなり、長所を伸ばそうとすれば、短所が気になる。
どうすればいいのか。
私は、そのままを受け入れ、その子の長所を伸ばすことに専念します。
人は、みんな顔が違うように、性格も違えば、考え方や行動も違います。
それがその子の長所になり、足りないということも大人になってカイゼンできれば良いと思います。
子供に短所を改善するように言っても、正直難しいです。大人であっても難しいのですから。
だからこそ、受け入れ、肯定してあげることで、もっと長所が伸び、短所が気にならないくらいになってくれたらと思います。
もちろん、理想ですが(^^♪
皆さんも、短所が見えた時ほど、長所を考え、思いっきり褒めてあげてください。