2018/12/29
永田 創
「ありがとうの語源」
こんにちは。
GKの進学塾、岐南校の文系担当講師・永田です☆
本日で今年の授業は最後となります。
あっという間でしたが、生徒に授業をし、時には厳しく叱り、励まし、
生徒と一緒に笑い合い、充実した日々を送ることができました。
保護者の方にも、まだまだ28歳という若輩者でありながら、親切に接していただき、
本当にありがとうございました。
毎年のことですが、年の瀬にかけて、ありがとうという言葉を使う機会が増えますね。
因みにみなさん、「ありがとう」の語源って知っていますか?
私は文系担当のため国語も教えているのですが、そのせいか語源がちょこちょこ気になります(笑)。
漢字に直すと「有り難う」。
つまり、「有る」ことが「難しい」、「滅多にないこと」なんて解釈すると分かりやすいかもしれません。
「他人から何かしてもらえるなんて滅多にないことだから、有り難い」ということですね。
しかし、私が好んでいる一説は「難が無いのは無難な人生。難が有るから有難い。」です。
初めてこれを聞いたときは「上手いこというなぁ」なんて思うだけだったのですが(笑)、
少しずつその意味を感じ取れるようになってきました。
無難な人生は確かに楽かもしれませんが、そこには感動や喜びといった面白味が少ないように思えます。
それに対して、難がある人生は進むのが難しいけれども、
その分、達成感であったり感動というものが多くあるように感じています。
私が見ている生徒達にとっての難は、まず間違いなく「受験」でしょう。
しかし、合格発表で壁に貼られた合格者番号から自分の受験番号を見つけ出したとき、なんとも言いようのない感情がこみ上げてきます。
私自身、大学受験の合否を確認するために、1人部屋にこもってパソコンをそっと開き、
心臓をバクバクさせながら受験番号を探したことを今でも覚えています。
あのときの想いと、あのときの努力を振り返り、それが今の支えになっていることも少なくありません。
これからを生きていく子どもたちの、心の支えとなるような経験を与えられるよう、
これからも精進して参ります。
今年も大変お世話になりました。
来年も宜しくお願い致します。