2021/01/27
大学入試の複雑さ
大学入試の共通テストが終わって10日が過ぎ、
いままではほとんど全員が共通テストに向けて勉強してきたものが、
各大学ごとの対策をそれぞれが行う時期になりました。
大学入試は、受験の仕方がかなり複雑になっています。
まず大きく分かれるのが、
①AO入試・推薦入試
②一般入試
の2つがあり、その中でもさらに細かくわかれています。
AO入試というものを聞いたことがあると思います。
AOは「アドミッション・オフィス」の略になっています。
意味は大学が作る入試事務局のことです。
日本がAO入試を導入する際に参考にした、海外のAdmission Officeは、
大学側が欲しい人材をヘッドハントするような仕組みを持っていました。
そんなAO入試でまず問われるのは、大学が育成したい人材像になる素質を、あなたが持っているかどうか。
何か実績を持っていれば合格するというわけではなく、大学の目的・欲しい人材を理解して受けることになります。
AO・自己推薦・公募推薦・指定校推薦、
推薦入試の中にも、いろいろな種類があります。
推薦入試は学校長などの推薦書が必要になりますが、
AO入試には推薦書が必要ないという違いがありますが、
性質は同じだと思って良いです。
筆記試験だけでなく、面接や小論文を行って合否が決まるからです。
推薦には、専願(合格したらそれ以外の大学は受験しない)ものと、
併願(他にも大学を受けて、合否を見てから入学するか決める)ものがあり、
同じ公募制推薦などの名前でも、大学によって専願か併願か違います。
指定校推薦は専願のみになっています。
GKは、もちろんこのようなAO入試や推薦入試の知識があります。
過去にも、多くの合格者を出してきました。
このような知識がある中で、
高校1年生、高校2年生を指導していることも、
合格の一つの要因となっています。
この職業に就くには、この大学しかない!
と思っていた生徒に、こんな大学もあるよと教えることで、
可能性の幅を広げることも出来ます。
何より、早めの準備が最も大切です。
受験のことは3年生になってからではなく、
いま始めることをおすすめします。