2016/09/16
お知らせ
大学部Rapportにおける活動内容のご報告【1】
お世話になります。
GKの進学塾 大学部 「Rapport」での活動の一環を紹介致します。
「Rapport」では、高校、大学のような学校教育では学ぶことのできない経験ができます。
今回のカイゼン実習では、株式会社JPEC 山田直志先生のご指導のもと、県内の工場を実際に訪問し、
業務効率改善にむけた改善案を提案するカイゼン活動と成果発表会を行いました。
発表会には「是非一度、学生が行った内容を見たい」と株式会社ANAケータリングサービスの方々にもご臨席賜りました。
山田直志先生プロフィール
株式会社JPEC 代表取締役
1970年岐阜県生まれ。日本大学 国際関係学部、名城大学大学院大学・学校づくり研究科(教育経営修士)卒業。
PEC産業教育センターへ入社、主任研究員、東北PEC協会 代表運営委員を歴任、数多くの製造現場でトヨタ生産方式による生産革新活動、企業再建を実施。
2007年より㈱JPECを立ち上げ代表取締役を務める。
現在は、製造業を中心とする企業組織、教育機関、社会福祉法人へのコンサルティング、講演会活動などを務めるかたわら、地方自治体、経済団体と連携し、トヨタ生産方式の実践を通じた産業人材の育成を推進。
全日本空輸(全日空)の子会社で、機内食の調製や航空機への搭降載などを行うANAケータリングサービスにおいて、
トヨタ生産方式による生産革新活動のコンサルティングも手掛ける。
カイゼン活動は3日間のスケジュールで行います。
1日目、2日目は工場を実際に訪問し、工場内にて作業、ヒアリングなどの聞き取り調査を行います。
開会式の後、3チームに分かれ、各チームごとに山田先生からカイゼンテーマが与えられました。
今回のカイゼンテーマは、「倉庫内の2S(整理・整頓)」、「出荷管理表の作成」、「機械の生産能力の見える化」でした。
各チームは与えられたカイゼンテーマ実現のため、学生自らが社員の方に業務内容をヒアリング、
納品書等の資料をお借りして自分たちで調査をし、少ない時間の中で提案に向けた準備を行います。
「倉庫内の2S」では、倉庫に収納されている材料、梱包材、検品待ち製品、完成品の利用頻度を調査し、
結果をもとに倉庫のレイアウトを作成、提案しました。
「出荷管理表の作成」では、工場の出荷スケジュールを確定、
従業員内で共有できることを目標とし、出荷管理表の作成を行いました。
現状の作業内容をどのように変更すれば従業員の負担が少ない出荷管理を行えるのか、
また、全員が使いやすい形を考えるのにとても苦労しました。
案をまとめた後、社長に直談判、出荷管理表作成の許可を頂き、
学生なりの視点と工夫を入れて実際に出荷管理表を作成しました。
「機械の生産能力の見える化」では、機械ごとに、
その機械がどんな材料を用いて、どれだけの時間で、いくつ作ることができるのかを、
実際にタイムを計測することで明確にしていきました。
調査内容をもとに、機械の使い方をマニュアル化、
さらには現在の機械の稼働率を導出し、現在の工場であとどれくらいの売上アップが見込めるのかを試算しました。