2019/07/02
小学4年生から考える進路
GKの大きな特徴のひとつとして、小学4年生~高校3年生までの超一貫教育ということがあります。
我々GKの進学塾の講師一同は全員が大学受験まで教えている講師のため、
小学4年生から常に大学受験という先を見据えた本物の指導をしています。
例えば、国語。
国語力は全科目に通ずる為、とても大切な科目です。
岐南校では、国語の授業で「文章の要約」に力を入れています。
ただただ学校と同じように問題を解くのではありません。
まず、要約する為には、文章に対して、情報の重要さで順位付けを行う必要があります。
「うさぎとカメ」で話をすれば、
・うさぎの脚が速い
・うさぎとカメが競争をした
これらの情報は重要度が高いですが、
・うさぎとカメが競争したのは山の頂上まで
・森の仲間が応援にやってきた
などの情報は重要度が低いわけです。
要は、脚の速いうさぎが油断して、脚の遅い亀に負けたという話ですから、
話の核でない部分は重要度が低いですよね。
要約を繰り返すことで、今までは何も意識せず読んでいた文章に対して、
「情報の重要度」というフィルターを通して読むような習慣づけが行われます。
こうすることで、文章を読む力は格段に上がります。
そして、次に要約をする為には重要度の高い情報を自分の言葉で表現していく必要があります。
この「正解のない問いに対して、自分の言葉で表現していく」という行為の価値は莫大です。
例えば、これは記述問題の力に繋がります。
中学生で差がつくのは、記述問題。記述問題が難しい理由は、自分の言葉で表現するという形式に慣れていないからです。
だからこそ、GKでは国語を通して、何度もそこに挑戦し、慣れてもらいます。
また自分の要約を発表し続けることで、発言することに慣れ、
中学生になってから手が挙げられるようになり、内申点でも大きく力を発揮してくれます。
小学生の内からやっておくべきことは、先を見据えるとたくさんあるのです。