2019/11/26
小学生からこんなことを教えます
こんにちは、岐南校講師の町頭です。
本日は、「世界はどこへ向かうのか?」ということについて、書きたいと思います。
ずっと前から話題になっているのは、AI、ブロックチェーン、5Gですよね。
この3つを聞いたことはあるけど、実際はどんなものか分からない人もいると思うので、まずは簡単に解説致します。
■AI
AIはArtificial Intelligenceの略で、日本語訳は「人工知能」です。
実はこのAI、最近生み出されたものではなく、その始まりは1956年の「ダートマス会議」でした。
そして、そこから60年以上の月日が流れ、AIはディープラーニングの技術の発展によって、その利便性が格段に向上し、私たちの生活を支えています。
例えば、身近なところでAIを活用しているサービスとしては、
・google翻訳
・siri
・ペッパー
・SNOW
・ルンバ
などがあります。
AIの誕生によって、私たちの生活にどんなインパクトが与えられるかというと、同じことを繰り返し行う仕事はなくなるということです。
膨大な情報を正確に処理することにおいては、人間よりも、AIの方が上手です。
その為、今後、同じことを繰り返し行う仕事、例えば「レジの店員さん」のような仕事は全てAIに完全に置き換わっていきます。
(既にレジについては、かなり無人化が進められていますね。)
■ブロックチェーン
ブロックチェーンは一昔前に話題となった「仮想通貨」を通して、世に広く認知されました。
しかし、その仕組みを正確に理解している人はあまり多くない印象を受けます。
なかには、仮想通貨=ブロックチェーンと考えている人もいますが、仮想通貨とブロックチェーンは全く異なるものです。
ブロックチェーンとは、どういった技術かというと、
あらゆるものの管理を中央集権型→分散型に移す仕組みのことです。
例えば、今流行っているフリマアプリで「メルカリ」という誰でも個人間で物を売買できるシステムがありますが、
これは、なぜ顔も見たことのない人と皆安心して取引をしているのか?というと、
メルカリという会社自体が中央集権的にシステム・利用者を管理しているからですね。
しかし、ブロックチェーンが本格的に導入されると、このメルカリのような管理をする会社が不必要となります。
誰が管理をするでもなく、個人間であらゆる契約を結べる社会が到来すれば、代理店業務等はすべてなくなるかもしれませんね。
ブロックチェーンを通じて、あらゆる壁を横断して、個人と個人が繋がっていけば、やがては会社という概念もなくなるという考えもあります。
■5G
5Gについては、あんまり難しく考えている人はいませんね。
「要はデータ通信速度が速くなるんでしょ?」と思っている人がほとんどだと思います。
実際、ほぼその通りです。
5Gになれば、2時間の動画を3秒でダウンロードできるそうです!
あとは、通信速度がとてつもなく速くなることに付随して、多数同時接続も可能となります。
そのため、生活に関わるあらゆるものがインターネットに接続している状態になっていきます。
これによって本格的に可能となるもののひとつが自動運転ですね!
自動運転が本格化する未来がみえてきたことで、あの日本を代表する企業であるTOYOTAも車は売れなくなると予想し、
車を販売する会社から脱却し、車を売るのではなく、利用をしてもらい、利用料をとるという、自動車の定額制サービス事業などに力を入れ始めています。
メーカーからサービス業への転換ですね!
このように未来は急速に変化をしていっています。
新しく生まれるものもあれば、消えてなくなるものもたくさんあります。
最近話題のowndaysの社長である、田中修治さんは、アメリカのシリコンバレーにいって、
「もう紳士服売り場ってなくなるのかもね」と言っていたみたいです。
グーグルやアマゾンなどの世界を代表するシリコンバレーの企業は、私服での勤務が当たり前だからですね。
私は、塾の先生ですが、勉強しているのは、英語や数学だけでなく、
こういった世界での変化だったり、経済も含めた歴史であったり、職業のことであったり、本当に多岐に渡ります。
塾の先生がこんなことを言うのもおかしいですが、勉強だけ出来てももうどこにいっても戦えません。
勉強が出来るだけで成功できる業界なんてひとつもありません。
だから、僕はGKの進学塾というこの場所で、勉強を通して、
物事への考え方、自己工夫することの楽しさ、世界での変化、歴史の変化、さまざまな職業のなり方・現状・未来など
たくさんのことを教えています。
えらそうなことを書いておきながら、私自身まだまだ本当に未熟で、まだまだ勉強・修行の毎日ですが、
常に変化を捉えて、子どもたちに未来をみせていけるような教育をここでしていきます。
今後とも宜しくお願い致します。