2018/10/05
吉田 一平
高校生の進路。
高校生はテストが終わり、続々とテストの返却がされている頃だと思います。
我々講師もテスト結果を見るのが楽しみです!(^^)!
さて、高校生となると自分の進路を考える時期かと思います。
どんな職業につくのか、そのためにどのような大学に行くのか、
高校1年生であれば、文系に進むのか理系に進むのかなど自分の将来について考える頃かと思います。
私が塾の講師として、様々な生徒をみさせていただいて、そして自分のこれまでの経験を踏まえて、
今思うことは、「進路には正解がない」ということです。
私は、高校生の頃に弁護士に憧れ、大学は法学部に入学しました。
入学して間もなく思ったことは、「法学部、なんか違う(´ー`)」です(笑)
自分が行きたいと決めたことならやり抜け!という厳しいお言葉もあるかと思いますが、
そのころの私には弁護士という職業を目指すべきなのか悩んでいました。
そして大学2年生の時に、留学を決断します。
英語が好きだったわけではありません。得意だったわけでもありません。
自分の夢が不確定であり、悩んでいた私は何かしなければ自分が変われないという一心で、海外逃亡を試みたわけです(笑)
1年間の鬼のようなバイト生活を経て、100万円を貯金し、大学3年生時にようやく1年間のカナダ留学を開始します。
そしてこれから始まるであろう初めての海外での生活に心を躍らせる!(^^)!
間もなく、カナダに着いた時、あれだけバイトをして貯めた100万円が20万円ほどしか残っていないことに気づきます(笑)
早くバイトをしなければ!ということで、カナダについてもまたバイト探しを始めました。
英語が話せない日本人など雇ってくれるはずもなく、何度も断られた記憶があります。
それでもその頃の私は「生きるために」必死です(笑)
このままでは1年の留学が1ヶ月で終わってしまう。なんなら日本に帰るお金さえないのではないか(笑)
必死にバイトを探し、断られながらもなんとか一つのバイト先を見つけました。
そして、叱られながらも英語力を磨き、無事1年間の留学を終えました。
帰国後は就職活動をしました。
当時の私はコンサルティング会社に勤めたいという想いがあったため、いくつか面接を受けさせてもらい、
日本IBMという企業に就職をします。今から5年ほど前のことです。
そして、1年間日本IBMのコンサルタントとして働いた後、このGKの進学塾という塾で教壇に立たせていただいています。
大学、留学、就職、転職など多くのことを経てきましたが、一つ言えることは、その瞬間の決断はいつも本気だったということです。
その決断が正解であったかどうかはわかりません。
もし弁護士になっていたら
もし留学をしていなかったら
もし塾講師じゃなかったら
人間はいろいろなことを考えてしまう生き物ですが、どれが正解かは誰にもわかりません。
一つだけできることと言えば、その一瞬一瞬の分岐点で正解に近こうと努力をすることだと思います。
きっと今の高校生も自分の進路について悩んでいて、またこれからも悩み続けるのだろうと思います。
私は有難いことに、その悩みに講師として寄り添うことができます。
目の前の生徒とその悩みについて一緒になって本気で考えていくことが私の役割だと感じます。
高校生のみなさん、悩んでいることがあればいつでも相談してくださいね。