2022/11/05
吉田 一平
能力の差
人間にはどのくらいの能力差があるのでしょうか。
実は差なんてそれほどないのでは?
というのが個人的な意見です。
2020年度の関西大学商学部(学部個別&全学部日程合計)では、
合格最低点が286点に対して同点者が30名、1点足りない285点には31名も受験生がいました。
その他の大学についても、同じように1点差で涙を流した生徒は多くいると思います。
その1点が大きいという見方もありますが、逆に言えば、1点の差しかないのです。
「あの子は賢いから良いよな」
「頭の出来が違うから・・・」
などど、自分に自信を持てない子も多くいると思いますが、それは自分がそう感じているだけで、本当は能力には差はないように思います。
では、何の差があるのか。
それは、「できることをやる」か「できるのにやらない」かだと思います。
自分にできることをしっかりやってきた子が、自分の能力を最大限に発揮することができ、
できることを後回しにしてきた子が、自分の能力を発揮できていないだけではないでしょうか。
「今日の復習は明日でいっか」
「また次のテストで頑張れば良い」
「受験生になってから努力しよう」
そんな小さな積み重ねが、差になって現れるのだと感じます。
今、自分に自信を持てない子は、小さなことから始めましょう。
一気に変わることは、中々できません。
中学生・高校生ともに、テストが近いですが、今までのテスト勉強とは少し違ったと言えるような小さな努力を、「一緒に」していければと思います。