2021/08/15
吉田 一平
継続は力なり
文系科目を担当していると、よくこんな生徒がいます。
「先生~、どうしても英単語を覚えれん”(-“”-)”」
英語に関わらず、暗記科目が苦手だという生徒は少なくないのではないでしょうか。
高得点を取るためには、ある程度の暗記は必須です。
残念ながら、今の日本の教育方針上、暗記ができる子が賢いとなってしまいます。
そういう意味でも、暗記ができないという子は、「できない」では済ませておけません。
苦手なりにもコツを抑えて、覚えなければなりません。
暗記の鉄則は、「回数」です。
暗記したいと思ったものを1週間に何回見たかが暗記のカギです。
時間ではありません。回数です。
よく生徒の中には、「先生!今日社会6時間もやったよ!」という生徒がいます。
しかしそういう子に限って、その日以外は全く勉強していません。
それよりも、1日15分だけで良いので、1週間同じものを勉強し続けた方が絶対に効率よく勉強ができます。
しかし、これをやろうにも中々できない子がたくさんいます。
それはなぜかというと「埋もれる」からです。
自分がどこが苦手でどこを重点的に勉強しなければならないかがわかっている子は、1日15分その部分だけを見続ければしっかり暗記できます。
ですが、それがわかっていない子はどこがわからないかがわからないため、結果的に2時間も3時間も勉強してしまい、わかったのかわかってないのか自分でもわからない状態におちいります。
普段の学習の中で、なんとなくしか勉強をしていない子は、自分がわかっていない部分がどんどん積みあがってしまい、先生に聞かないとわからない所、もう一度自分でやってみないといけない所が埋もれてしまいます。
つまり、
日々、自分がわかっていない所を整理する(ノートに書く)
↓
その部分だけを毎日コツコツ見る(時間ではなく回数)
これが暗記です。
すごくシンプルですが、みんなできていません。
「継続は力なり」とはまさにこのことで、本当の意味でこういったことを継続できる子は中々いません。
暗記ができない子は、まずはぜひノートを整理する所から始めましょう!
わかっていないところとわかっているところがはっきりしていれば、暗記もスムーズです。
そして、ぜひ「回数」を意識して勉強してみてくださいね!