2018/06/27
GKの進学塾 システム管理者
私達の未来にあるもの
こんにちは!
高富校の理系担当、吉田慎吾です!
暑くなってきましたね。
季節の変わり目には体調を崩しやすいですので、体調管理には注意しましょう!
さて、本日は将来の話を考えたいと思います。
高校生の進路を考える上で、「職業のAI化が〜」なんていう話が語られる時代になってきました。
AI(人工知能)という未知なものに関して、この先どうなってしまうのだろう、と不安に感じている方は多いと感じます。
私は大学時代にAIについても勉強していましたが、この先どうなっていくのかを予想することはできません。
世間では、銀行の業務がなくなる、コンビニのレジ打ちがなくなる、等々様々な憶測が飛び交っていますが、一つ言えることとして、正解は誰も知らないということです。
私が就活生にいつもする話があります。
「一昔前、東京大学卒の学生に一番人気だった業界はどこか??」
答えは、石炭業です。
バブル経済も経験していない当時の日本にとって、石炭業はこの先何十年と続くように見えた理想の就職先だったわけです。
さて、現在の社会を見て、その人達の就職は当たりだったでしょうか。
無事に定年で退職を迎えるまで、高いお給料で、何の心配や苦労もなく、勤め上げることができたでしょうか。
きっと、東大を卒業し、石炭業に就職した当時の学生は、
「○○君はすごいね!」「東大を卒業して石炭業に就職なんてスーパーエリートだね!」「人生、勝ち組だ!」
と称賛され、名実ともに成功者の烙印を押され、今までの必死の努力が報われたと感じたことでしょう。
これが、世の中の正解と本当の答えの違いだと私は考えています。
世の中の正解は時に大きく間違っています。
なぜなら、数十年に渡る正解は誰も知らない、または、無いからです。
ただ、自分の中での答えはつくることができます。
自分が本当にやりたいことを考え、わからないなりに人と相談して決め、その道に向かって仲間と進んでいくことが、自分で決めた人生の答えでしょう。
自分が本気で考え下した決断ならば、どんなに陳腐な内容であれ、人から見ればおかしな内容であれ、他人ごときには決して馬鹿にできないと私は考えています。
将来、何が変わるかわかりませんが、世の中の正解だけを見て、世の中に振り回されることがないよう、私が考え、感じていることを子どもたちと話す中で一つ一つ伝えていきたいと思っています。