2023/01/18
山内 祐太朗
志望校を決めるための分析
こんにちは、鵜沼校の山内です。
まもなく中学3年生の子どもたちは受験校を選ばなくてはいけない時期になりました。
公立高校入試の過去問も行い、プロとしての分析を子どもたちに話しました。
例えば第4回の岐阜新聞テストの点数が
国語 55点
数学 60点
英語 85点
理科 70点
社会 70点
合計 340点
という結果があったとします。
この結果を見たときに僕は「受験までまだまだ伸びるな」と思います。
なぜこのように思うかを説明します。
この子は国語が足を引っ張っていますが、英語、理科、社会は力があります。
実は入試の国語はとても簡単です。
どれくらい簡単かというと
令和3年度の国語は
90~100点 24.6%
80~89点 25.4%
70~79点 19.8%
60~69点 13.8%
・・・以下省略・・・
というような点数分布になっています。
なんと半分は80点以上を取れるテストになります。
つまり、先程の子は岐阜新聞の国語はなかなかとれていないけど、
入試の国語は取れるので、点数がどんと上る可能性を秘めているわけです。
また、数学は苦手ではありますが、入試の数学はかなり難しいので、差が付きません。
実際分布は
90~100点 1.7%
80~89点 7%
70~79点 11.8点
60~69点 15.1%
40~49点 16.5%
・・・以下省略・・・
国語とは大違いで、なんと80点以上は全体の10%以下なんです。
つまり、大きく差がつかない科目になります。
だから、数学が60点と見ると、数学に目を向けがちですが、
この子が集中すべきところは理科、社会なんです。
理科社会がうまくいけば入試の点数が400点を超えることもあります。
こういった分析はほんの一部ですが、
その他様々な角度から数字を見ながら分析をしていきます。
ただし、実は数字だけでは計れないものもあります。
それが「本人の性格」です。
最後は、数字だけではなくその子が
・緊張につよいのか?
・本番につよいか?
・実際にその高校に入って、うまくやっていけるか?
・その子の夢
などなど、多くの要因も絡み合って最終的に受験校を決めていきます。
中3はラストスパートです。
最後の最後まで詰めていきましょう!!!