2019/06/07
村瀬 功
岐阜大学教育学部のリアル
こんにちは!
岐南校の村瀬です。
今日は岐南校の卒塾生から聞いた生の声をお届けします!
春から岐阜大学教育学部学校教育教員養成課程の理科に進んだ卒塾生がいます。
通い始めて2か月が経ち、いろいろ慣れてきたころ合いをみて、いろいろ聞いてみました。
1、僕たちは休みがない!?
大学生と言えば、大学の授業以外は自由に遊んだり、バイトしたりしているイメージだと思います。
が、彼の進んだ通称 「理科教」と呼ばれる理科専攻の過程では、
そんなイメージとはかけ離れた、実習、実験の多さ。そして、空きコマ(授業のない時間帯)の少なさでした。
実験がうまくいかないと、終わることはできません。何度も繰り返し、夜の7時を回ることもあるそうです。
2、だんだんと数が…
苦労して入学した国公立大学、そして、ずっと夢みてきた教員への道を目指してきた学生たち。
理科教では、その志半ばにして退学する学生が多いそうです。
最初、20名ほどいた同級生も、2年生、3年生と学年が上がるほどに、一人、また一人と辞めていくそうです。
その中で残った精鋭学生たちが、明日の理科教諭へと成長していきます。
3、それでも理科が好き!
ここまで大変さばかり目立つ理科専攻ですが、学生たちはみな理科が大好き!
物理、化学、生物、地学の分野がある理科ですが、
それぞれのスペシャリストとなるべく、更なる研鑽を積み重ねています。
そして、未来を担う子供たちに理科の大切さ、すばらしさを伝える立派な先生になってくれるはずです。
今の時代、先生になるというと「大変だ」、「気疲れする」、「わりにあわない」などと言われることもあります。
高い専門性があり、高度な知識、技術に裏打ちされた高い教養を持った「先生」ならば、
きっとどの教育現場に行っても尊敬され、慕われ、信頼される先生になれると信じています。
子供たちの将来を考え、教え、導く役割というのは、とても尊いことだと思います。
私は塾という教育の場面は違いますが、同じ教えるという道を歩む身として、
彼の成長を応援し、自分にとって理想の教師になれるようサポートしていきます。