2021/04/05
吉田 一平
就職氷河期
ある記事によると、2021年3月卒業の生徒の内定率は80.6%となったそうです。
昨年度の内定率である86.2%から5.6%も減少し、新型コロナの影響を受けているようです。
また、一度は内定をもらったものの、内定を取り消されたという声も多々耳にします。
高校受験や大学受験も大事ですが、結局はその先である就職というゴールに向かっていきます。
今の子供たちが就職をする頃には、どのような就職状況になっているのでしょうか?
JAGフィールド株式会社という企業の調査によると、「どのような業界を志望していますか?またはしていましたか?」というアンケートの結果が以下のようになったそうです。
IT・メディア関係 17.1%
医療・看護関係 16.7%
サービス関係 16.4%
官公庁・公社・団体 12.3%
金融関係 12.0%
ひと昔前とは違い、IT・メディア関係の仕事に人気が集まっているようです。
また、いづれは「専攻分野を持ちたい」という学生が7割以上もいることも判明しました。
つまり、将来は「自分にしかできないもの」をしっかりと見つけ、それを職にしていきたいということです。
実際に、卒塾生に話を聞いてみても、就職先で悩んでいる子は多く、自分にとってやりがいのある仕事は何なのかという相談を受けます。
(↓大学生になっても相談しに来てくれるのは有難いことです)
資格というと、看護師や保育士などの昔からある資格をイメージされると思いますが、IT分野においても、資格は存在します。
ITパスポートや基本情報技術者、情報セキュリティスペシャリストなど、実は数えきれないほどあります。
(私もIBMに入る前に、これらの資格を取るように言われたことを覚えています)
先日、城北高校(情報処理科コース専攻)の女の子からも、
「先生、ITパスポートを学校で学べるんだけど、やってみた方が良いかな?」
という相談を受けました。
高校受験や大学受験までは、わかりやすい答えがあり、わかりやすい点数で評価がされます。
しかし、その先はというと、点数で評価をされることも、はっきりとした答えもあるわけではありません。
ただ進学をするのではなく、職業を見据えた進路指導をさせていただくことがGKの特徴です。
本日より新年度が始まりますが、今年度も一人一人の将来にまじめに向き合っていきます。