2025/12/19
高富校
吉田 一平
小学生向け
小学生から考えたい「英語の大切さ」
「英語は中学生からで十分では?」
そう思われる保護者の方も、まだ多いかもしれません。しかし、近年の高校入試・大学入試の変化を見ていると、小学生のうちから英語に触れているかどうかが、将来大きな差になる時代になっています。
小学校英語は「できる・できない」を競う教科ではない
現在、小学校では英語が正式な教科として導入されています。ただし、小学校英語の目的は「テストで高得点を取ること」ではありません。
大切なのは、
-
英語に慣れる
-
英語を聞くこと・話すことへの抵抗をなくす
-
「英語は楽しい」「伝わると嬉しい」という感覚を持つ
この土台があるかどうかで、中学以降の英語学習のスタートが大きく変わります。
中学英語は「一気に難しくなる」
中学校に入ると、英語は本格的な教科になります。
-
文法(be動詞、一般動詞、時制)
-
単語暗記
-
定期テスト
-
高校入試を意識した学習
ここでつまずく生徒は少なくありません。その多くが、
「英語に慣れていない」「英語を聞く経験が圧倒的に少ない」という状態で中学に進学しています。
一方、小学生のうちから英語に親しんでいる子は、
「音としての英語」を自然に受け入れられるため、文法理解もスムーズです。
高校入試でも英語は重要科目
高校入試では、英語は主要5教科の中でも特に差がつきやすい教科です。
-
長文読解の分量増加
-
リスニング問題の配点増
-
思考力・判断力を問う設問
最近では、「ただ単語と文法を覚えただけ」では太刀打ちできない問題が増えています。
これは、小学生の頃から英語に触れ、「英語を英語のまま理解する感覚」を育ててきた生徒ほど有利になります。
大学入試では英語が「最大の関門」
大学入試では、英語はほぼすべての学部で必須、もしくは高配点科目です。
-
共通テストではリーディング・リスニングが各100点
-
私立大学でも英語1教科入試が多数
-
英検などの外部試験を活用する大学も増加
特に注目すべきなのは、「英語は早く始めた人ほど有利」という点です。
高校から本気で始めても、語彙量・読解スピード・リスニング力で差を埋めるのは簡単ではありません。
小学生のうちにやっておきたい英語との関わり方
小学生の英語学習で大切なのは、「詰め込み」ではありません。
おすすめなのは、
-
英語の音をたくさん聞く(歌・動画・音声)
-
簡単なフレーズをまねして言ってみる
-
「わからなくてもOK」という環境を作る
この時期に身につくのは「英語力」そのもの以上に、英語への姿勢・感覚・自信です。
英語は将来の選択肢を広げる武器になる
英語ができると、
-
進学先の選択肢が増える
-
入試で有利になる
-
将来の仕事やキャリアの幅が広がる
という現実があります。
小学生の今は、まだ実感しにくいかもしれませんが、
「英語に触れてきた時間」は、確実に将来の自分を助けてくれます。
小学生の方はぜひ参考にしてみてくださいね!