2021/03/15
吉田 一平
中学1年生になるお子様をお持ちの皆さまへ。
現在小学6年生の子は、あと2週間ほどで中学生に進学することになります。
生徒のみなさんは、楽しみだと感じていたり、不安を感じていたり、(何も考えてなかったり、、、)するでしょう。
今回は、毎年中学1年生を見ていて「これだけは気を付けたい」と思うものを紹介します!(^^)!
①子供は無意識に・・・
中学生になると、提出物が非常に大事になります。
しかし、その大事さは中学生になったばかりの子では中々わかりません。
また、「やったのに、出してない」ということもよく目にします。
先生が言ったことをしっかりと聞いていなくて、知らず知らずのうちに忘れているというものです。
「まだ中学生になったばかりだからしょうがないよね」
という気持ちもわかりますが、それによって出される成績が3年後に子供自身を苦しめてしまいます。
少し酷かもしれませんが、大事なことは目の前のことではなく、まずは高校受験です。
3年後の春に、笑顔でいられるように、我々も心を鬼にして、躾をしていきます。
②前期期末テストが分岐点
中学校では年に4回の定期テストがあります。
6月にある一回目のテストは、前期中間テストと呼ばれ、最初のテストということもあり、とても簡単です。
平均点もかなり高い傾向があります。
そして9月には二回目のテストである前期期末テストがあります。
ここで多くの子は点数を落とします。
そして、「ヤバイ!」と感じた子は慌てて勉強をし始める、というのが毎年のことです。
しかし、特に数学と英語は9月時点でだいぶ進んでしまっています。
ここから挽回だ!と思っても、中々修復ができません。
前期中間テストで良い結果を取れれば、嬉しい気持ちもわかりますが、
「本番は次のテストだ!」
という気持ちを前もって持っておきましょう!
③精神的にも体力的にも辛い時期
中学生になるとたくさんのことが変わります。
新しく変わる事はこんなにもあります。
・先生が変わる
・友達が増える
・部活が新しく始まる
・勉強内容が難しくなる
・宿題は少なくなる
・先輩との関係が密になる
・成績がより大事になる
・寝る時間が遅くなる
などなど、言い出したらきりがありません。
生徒たちは小さな体で力強く頑張ろうとしますが、時には心が折れてしまうこともあります。
そういった経験は成長のために必要な要素ですが、「一線を越えてしまうこと」だけは避けなければなりません。
それは、「学校に全く行かなくなる」「体調を崩しすぎてしまう」などです。
子供が自分で「サイン」を出せれば良いですが、そんな子ばかりではありません。
知らない間に、苦痛が溜まってしまい、はじけてしまえばもう過去にもどることはできません。
GKでは、現在中学準備講座を実施していますが、授業の最初5分間で「中学校で気を付けること」を話しています。
そういった小さな心の準備が4月からの心の支えになればと思います。