2018/03/13
山内 祐太朗
センター試験改革と東大
現在中3のみなさんは恐らく今週木曜結果発表にドキドキしている方が多いかと思いますが、
ちょうど、この中3の代で改革が起きます。それが大学入試改革です。
新大学入試の英語については、文部科学省はセンター試験の後継となる大学入学共通テストを実施するともに、
英語4技能を測る民間の英語資格・検定試験の中からセンターが認定した試験を受験生に受けてもらい、
入学者選抜に利用する仕組みを構築する方針を決めているそうです。
ただし、民間試験の利用方法は各大学に委ねられており、国立大学は一致した対応をすることを目指して話し合いを続けています。
その利用方法は
(1)一定水準以上の成績をとることを出願要件とする
(2)新テストの英語試験の得点に加算する
という2つの方法であり、2つを組み合わせることも可能とし、各大学・学部がどの方法を利用するかを決める。
民間試験ごとに試験内容が異なるため、英語の試験の国際的な共通尺度であるCEFRに基づいて加点方法を決めるという方針だそうです。
しかし、東京大学は英語4技能は重要だが、民間試験の導入は公平・公正なのか。当事者である生徒に不安を抱かせることは絶対にしてはいけないと発言し、
合否判定に民間試験を利用することに異論を唱え、方針案の修正を求めたそうです。
中3は次の合格発表はとにかく大事です。
一方で先を見ると実は、急な変化に見舞われとても大変な代になります。
高校生をきちんと乗り切るために、この情報にきちんとアンテナを張り、
最終学歴となる大学への道を示せるよう努力してまいります。