2022/03/17
村瀬 功
【岐南校】大学入試戦略
①推薦入試
高校3年間(※3年生は前期まで)の内申点の平均が各大学の出願基準、高校の推薦基準を満たしていれば受験できます。
11月初旬に試験を受け、12月までには合格が通知されるため、みんなよりも一足先にサクラが咲きます。
これは、高校3年間常に成績を意識し、定期試験を取り組んできたからできることなので、そのご褒美ですね(^^♪
ここで気を付けなければならないことは、
各務原西高校は例え大学が3.0以上で出願できますと書かれていても、3.5以上ないと高校が推薦を出してくれません。
同様に、大学の基準より高校の基準の方が高く推薦試験が受けられないという場合があります。
自分の高校が心配になったら一度進路の先生に聞いてみると確実です。
また、上位進学校では、推薦入試で大学に行くことを嫌う気質があり、
「1月の一般試験でも合格するのに、なぜ推薦で決めてしまうの?」
と反対されることがあります。
3年間がんばってきた集大成なので、本当に行きたい大学であれば推薦入試を受けることに何の抵抗もありません。
②大学入試共通試験
来年度の入試から、センター試験改め、大学入試共通試験と名称が変わり新しいスタートを切ります。
新大学入試制度の経緯はニュースにもなり、試験内容が二転三転したことで、教育現場では対応に追われています。
特に、数学ⅠAと英語の内容については記述式がなくなっても出題傾向の大幅な変更が予想され、対策が必要です。
国公立を目指す受験生は、この共通試験を1次試験とし、国立大学が独自に作成した2次試験の前期試験や、後期試験に進むこととなります。
この共通試験の結果が良いと、国立推薦ということも視野に入れるのもよいと思います。
また、私立大学も共通試験を利用したり、独自試験と併用して合格判定をする試験方法を用意しています。
GKではまずこの共通試験対策を主眼に置いて受験勉強をスタートします。
③一般試験(個別学力試験)
私立の大学では、共通試験を用いない、独自の一般試験を行っています。
各大学によって呼称は違いますが、
A方式、B方式、C方式、M方式と呼ばれたり、全学部共通試験、学部別個別試験と呼ぶ大学もあります。
さらに、試験日程を2日~3日設けている大学もあり、受験方法の多様化が進んでいます。
例えば中京大学は100通り以上の受験方法があり、受験方法によって受験料の割引や、英検などの資格に応じた優遇措置があったりと最適な受験方法がわかりにくくなっています。
GKでは受験スケジュールを作成し、どの大学のどの方式を何回受験する、何日はどの大学を受けるなど、一人一人に合わせて受験日程を組みます。
また、合格発表、入学手続き期限をチェックし、手続きのし忘れがないようにしないといけません。
新高3のみんなと、来年の春もたくさんのサクラが咲かせられるよう、講師一同全力で指導させていただきます。