2025/12/23
蘇原校
永田 創
高校生向け
受験は学力だけじゃない。―「戦略」と「準備力」
こんにちは。
GKの進学塾・蘇原校講師の永田です。
本日は、大学受験を考える高校生・保護者の方にぜひ知っておいてほしいことをお話しします。
テーマは一言でいうと、
「受験は、学力だけでなく“戦略”で決まる」
ということです。
■ 私立大学受験、「受けるだけ」でこれだけお金がかかる
まずは、あまり表に出ないリアルなお金の話から。
仮に
-
第一志望:南山大学
-
第二志望:愛知大学
-
第三志望:名城大学
この3校を「最低1校は合格したい」という前提で受験するとします。
それぞれの大学で
-
一般入試
-
共通テスト利用
-
全学部統一
などを組み合わせて受験すると……
受験料の合計は 約225,000円 になります。
これはあくまで一例ですが、
・受験方式を増やせばさらに高くなる
・複数日程を受ければさらに上乗せ
というケースも珍しくありません。
多くの方が
「大学に入ってからお金がかかる」
という意識は持っていますが、
“受験するだけで、これだけかかる”
という点は、意外と見落とされがちです。
■ だからこそ「推薦入試」という選択肢が生きてくる
ここで重要になるのが、推薦入試です。
推薦で合格できれば
・一般入試を何校も受ける必要がなくなる
・結果として受験料を大きく抑えられる
つまり、
推薦入試は「学力面」だけでなく「経済面」でも大きな意味を持つ
ということです。
ただし、推薦入試は
「受ければ受かる」
ものではありません。
■ 推薦入試で本当に問われているもの
推薦入試で評価されるのは、
-
志望理由書
-
面接
-
小論文
-
高校1年生からの評定(内申)
です。
特に見落とされがちなのが、
「内申は高1から積み上がっている」
という事実。
高校3年生になってから
「推薦を使いたい」と思っても、
高1・高2の通知表は取り戻せません。
これは、学力以前に
“準備の差” がそのまま結果になる部分です。
■ 勉強も「やり方」を知らないと伸びない
受験が近づくと、
「何を覚えればいいか」
ばかりに意識が向きがちです。
しかし、実際に差がつくのは
覚え方・復習の仕方です。
GKでは、暗記系科目について次のような考え方を大切にしています。
-
書いて覚える
→ 目だけでなく、手を動かすことで記憶が定着しやすくなる -
2週間で3回触れる
→ 一度で完璧を目指さず、間隔を空けて繰り返す -
1か月に1回、全体を見直す
→ 「覚えているつもり」を防ぐための確認
これは公立高校入試だけでなく、
大学受験にもそのまま通用する考え方です。
■ GKが大切にしているのは「受かるための全体設計」
GKの進学塾では、
-
学力をどう伸ばすか
-
どの入試方式を使うか
-
推薦と一般をどう組み合わせるか
-
受験料やスケジュールをどう抑えるか
こうしたことを、生徒本人・保護者の方と一緒に整理していきます。
受験は、
「頑張った人が受かる」
というよりも、
「正しく準備した人が有利になる」
世界です。
■ 最後に
大学受験は、
人生を左右する大きなイベントです。
だからこそ、
・勉強
・入試制度
・お金
これらを切り離さずに考えることが大切だと、私は思っています。
GKでは、年に数回の保護者面談を通して、
こうした話も含めて丁寧にお伝えしています。
「うちの場合はどうなるんだろう?」
「まだ間に合うのかな?」
そんな疑問があれば、いつでもご相談ください。
一緒に、後悔のない受験戦略を考えていきましょう。