2025/11/19
高富校
吉田 一平
小学生向け
中学生になる前にすべき3つのこと
今年も残り1か月ほどとなりました。
今学年も残りわずかとなりましたが、次学年の準備はできていますか?
今回は小学生の方向けに、中学生になる準備というテーマでお話したいと思います!
① 勉強の「習慣」をつくる
できるようになる勉強より、続けられる勉強が最強
中学生の勉強は、小学生と比べて量も内容もぐっと難しくなります。
多くの子がつまずくのは「内容」よりも「習慣」。
つまり、勉強するクセがついていないために、宿題や予習復習が回らなくなるのです。
では、小学生のうちにどんな習慣をつければ良いのか?
ポイントは次の3つです。
■ 1日15〜20分でOK。“短くていいから毎日”
長時間する必要はありません。「学校から帰ったらまず宿題」「夜は寝る前に10分だけ復習」というように、1日の流れの中に勉強時間を固定すると続きやすくなります。
■ 毎日「同じ場所」「同じ時間」に座る
習慣は“場所”と“時間”で決まります。
たとえば「夕食後に机に座る」「寝る前に明日の準備と10分の復習」などと決めてしまいましょう。
■ 答え丸写しをしない
中学生になると「答えだけ写して満足してしまう」子が増えます。
小学生のうちから、
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解き方を自分の言葉で説明する
-
間違えたら「なぜ間違えたか」を見つける
というクセをつけるだけで、定期テストでも驚くほど力を発揮します。
勉強の習慣は、中学に入ってから作るのはとても難しいもの。だからこそ、余裕のある小学生のうちから始めるのが一番です。
② 生活リズムと自己管理力を身につける
中学生活は「自分で管理できるかどうか」で決まる
中学校では、先生からの指示がぐっと少なくなります。
「明日の持ち物はこれ」「宿題はこれ」と細かく教えてくれるのは小学校まで。
中学では、配られたプリントを自分で管理し、期限までに提出し、部活との両立まで考える必要があります。
その基礎となるのが 生活リズムと自己管理 です。
■ 朝起きる時間・寝る時間を固定する
中学生で最も多い悩みが「睡眠不足」。部活が始まると疲れがたまり、勉強への集中力もなくなります。
小学生のうちから
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毎日同じ時間に寝る
-
同じ時間に起きる
の2つを徹底するだけで、体力面の不安がほぼ消えます。
■ 時間の使い方を自分で決める練習
「今日は宿題を何時までに終わらせる」
「夕食後は復習の時間にする」
など、自分でスケジュールを考えるクセをつけると、中学になってからの“自由度”に振り回されなくなります。
■ 持ち物管理は「前日チェック」習慣をつける
プリント類が増え、忘れ物が多くなるのが中学生。
小学生のうちから
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帰宅後にランドセルを空っぽにする
-
翌日の持ち物を前日にそろえる
という流れを習慣化させておくと、提出物や忘れ物によるトラブルが激減します。
中学校は、「自分で決めて動ける子」が圧倒的に強い環境です。
自己管理は、一見地味ですが最強の武器になります。
③ 友だち付き合いの“距離感”を知る
人間関係のトラブルを防ぐ、たった1つの心得
中学生になると、クラス替え、部活動、SNSなどにより人間関係が一気に広がります。
それに伴ってトラブルの数も増えがちです。多くの問題は「距離感」が原因です。
小学生のうちに、次のことだけは覚えておきましょう。
■ 「誰とでも仲良く」は実は難しい
中学では価値観も性格も違う子がたくさんいます。
その中で、
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無理に合わせすぎない
-
合わない子とは距離を置いてもOK
という“適度な距離感”が心の安定につながります。
■ SNS(LINE・Instagram)の使い方を家庭で決めておく
中学からスマホを使い始める子は多く、トラブルもほぼスマホ起因です。
家庭で
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何時まで使うか
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既読無視や既読スルーの意味
-
写真を勝手に送らない・撮らない
など、ルールを決めておくだけでストレスは大幅に減ります。
■ 困ったら大人に相談する“勇気”をもつ
中学生になると「先生に相談したら気まずい」「親に言うのはちょっと…」と思ってしまう子が増えます。しかし早めの相談がトラブルを最小限にします。
人間関係は勉強以上にエネルギーを使います。
心が疲れていない状態で中学生活をスタートさせるためにも、小学生のうちから心の距離感を覚えておくことが大切です。
中学生になるまえに、ぜひ意識してみてくださいね\(^o^)/